11月17日(水)6限に、岐阜協立大学経済学部 森 誠一教授から「“郷土財”の育成のために~21世紀の君たちへ」という演題でご講演をいただきました。理学博士である森教授は、トゲウオ科の世界的に有名な研究者で、池田町のハリヨの保護活動にも携わっていらっしゃいます。そして、池田町キヤリア教育ブログラム『学校を飛び出して、地元で活躍するオトナを取材しよう!』で、1年4組の有志の生徒が取材させていただいた先生です。
今回、西美濃やハリヨ、郷土財の保全と活動についての話を伺うことができ、とても充実した時間となりました。
講演後、25名の生徒が先生との座談会に臨み、進学後の研究や高校での探究活動の在り方、生徒会や科学部の活動への期待などを質問していました。先生は一つ一つに丁寧に答えてくださり、宿題をもらった生徒もいました。
以下、生徒の感想文を掲載します。
〈1年女子〉
「池田町の大切なハリヨは湧き水が豊富な所で生きていることを初めて知りました。その湧き水を守るために根源である山を守る必要があるというのがおもしろいなと思いました。ハリヨを含む様々な魚が住む所に外来種を入れると、被害がでるのが悲しかったです。その結果、生物多様性が劣化し、人々の努力が水の泡になってしまうので、私も何か地域に貢献したいと思いました。」
〈2年男子〉
「話を聴いて、ハリヨなどの魚たちを守りたいという先生の思いが伝わった。また、岐阜は淡水魚にとって、環境の良い場所ということを知った。生物を保護するには、その生き物はどこから来ているのか、その生き物に何が必要かを知ったうえで、考えなくてはならないということがわかった。」
〈3年女子〉
「森誠一教授の講演を聴き、自分が住んでいる地域に今まで目を向けてこなかったことを反省しました。地域の生物についても今回の講演を聴き、調べてみようと考えました。また、私はボランティア団体に所属しているので、そのボランティア団体の取り組みに河川の掃除などを今の回数よりも多くしてもらえないか交渉してみようと思います。」
「環境教育」カテゴリーアーカイブ
「神戸町ふれ愛公園」清掃活動参加(R3.11.13)
本校の17名の生徒が、神戸町・池田町ライオンズクラブが主催する清掃活動に参加しました。
11時に神戸町ふれ愛公園に集合し、公園周辺の道路の落ち葉を箒などで集めました。ライオンズクラブの方々は、駐車場周辺の落ち葉掃きや砂場の中の小石を取り除く作業をされていました。
40分後には、落ち葉がはいったゴミ袋がいっぱい並びました。当日は天候もよく、多くの子供連れの家族が来ており、大型遊具で遊ぶ子供たちから歓声が上がっていました。ライオンズクラブの会長さんの「みなさんが家族をもった時、こんなきれいな公園で子供を遊ばせたいという気持ちを持ち続けるためにも、今日の活動を忘れないでほしい」という言葉が印象に残りました。みなさんのおかげで、今回もSDGsの17の目標の11「住み続けられるまちづくりを」に貢献できました。
「徳山ダム上流に実のなる木を植えよう大作戦(第20回)」について(R3.10.16)
本校の2・3年の11名の生徒が、「特定非営利活動法人 揖斐自然環境レンジャー」が主催するボランティア活動に参加しました。昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止されましたが、本年度は参加人数を制限しての開催となりました。
徳山ダム上流地域で、クリ、コナラ、オニグルミ、トチノキなど75本の植栽終了後、藤橋城周辺で、150個のポットに種を植えました。
当日は作業すると少し汗ばむほどの気候でしたが、豊かな水と森に囲まれた揖斐川水源地域の自然環境保全活動を通じて、SDGsの17目標の15「陸の豊かさも守ろう」に貢献してくれました。心地よい疲れのなかで、16、17歳の生徒たちは、50年後に森に還っていると言われた苗の成長に、これからの自分の人生の歩みを重ねていました。
ハリヨ生息数調査に参加しました。(R3.8.7)
池田町上八幡の自治会から組織される「ハリヨを守る会」および池田町教育委員会と協働して池田町中川のハリヨ保護区域の生息数調査をおこないました。この活動は本年度で8年目の活動になります。投網によって捕獲された淡水魚からハリヨを探し、手早くカウントしました。
調査後の座談会では、生息数が減少しているという結果を受け、今後の活動について岐阜協立大学の森教授より助言をいただきました。また、守る会の方々や森先生から、池田高校科学部への期待のメッセージをいただきました。今後科学部として、どのような研究ができるのか、考えていきたいと思います。そして地域の高校として西美濃地域の持続的な発展に向けて今後も活動を深めていきます。
SDGsQuestみらい甲子園 東海エリア大会 最終選考会に参加しました。(R3.3.29)
2020年度SDGsQuestみらい甲子園 東海エリア大会 最終選考会(オンライン開催)に本校科学部の4名が参加しました。エントリー数114チームの中で、最終選考の12チームに選ばれ、プレゼンテーション動画を作成・オンライン発表を行い、本日授賞式と大会セレモニーが行われました。惜しくも受賞はなりませんでしたが、最終選考に残ったことでメンバーの今後の活動に向けた大きな自信となりました。
また、他のチームとの交流会も行われ、SDGsの達成に向け、地道な活動が全てSDGsに繋がっており、小さな活動の積み重ねが大切であること、そして多くの人達に伝えていくことの大切さを共有し、今後の活動へのヒントも得ました。
令和2年度グローバルイシューワークショップに参加 (R2.12.12)
大垣ユネスコ協会主催のワークショップに、本校2年生のダシルバさんと巣山さんが出場しました。
例年と違いZOOMを利用したオンライン開催で、二人は学校から参加しました。今年度のテーマは、SDGSの中からテーマを選び、英語で意見交換する方法で開催されました。本校の生徒は、「5ジェンダー平等を実現しよう」「14海の豊かさを守ろう」について、発表しました。参加した生徒からは、「すべて英語だったから難しかったけど、いろんな人の意見が聞けて良い経験になった。」「英語の勉強にもなったし、SDGSについても他の人の意見が聞けて参考になった。」といった感想を聞けました。今後の総合的な探究な時間に生かされれることを期待したいと思います。
「健康・福祉・エコフェアいけだ」に参加しました。(R1.11.17)
本校科学部が、11月17日(日)に行われた「健康・福祉・エコフェアいけだ」において、上八幡ハリヨを守る会のブースに参加させていただきました。ハリヨを含めた水生生物について来場者に説明したり、子ども達を相手に紙工作体験等を実施させていただきました。ブースには多くの来場者があり、大変好評でした。これからも池田町の貴重な環境保護について、啓発活動を行っていきたいと思います。
「みの池田ふるさと祭り」に科学部が出展しました。(R1.10.6)
10月5,6日に池田町中央公民館にてみの池田ふるさと祭りが開催され、6日に本校科学部がブースを出展しました。池田高校科学部は池田町の水生生物の多様性を守る活動をしており、地元の子供たちに少しでもふるさとの生き物について知ってもらうため、トンボの紙工作と淡水魚魚釣りゲームを体験してもらいました。
「みの池田ふるさと祭り」ボランティアに参加しました。(R1.10.5~6)
10月5日(土)・6日(日) 「みの池田ふるさと祭り」に本校生徒8名がボランティアとして参加しました。受付やグッズの販売、景品交換などを担当しました。また、ちゃちゃまると一緒にPR活動もしました。皆で協力して、楽しく活動することができました。
池田町ハリヨ自生地の保護活動を行いました。(H31.2.2)
2月2日、本校科学部が池田町上八幡のハリヨ自生地の池にて保護活動に参加しました。今回はハリヨの営巣の妨げとなる雑魚や、外来種の除去活動でした。
まず、作業の安全祈願と駆除生物の供養のための神事が行われ、池田高校の代表として2年生の清水健登君が玉串拝礼を行いました。
その後、ハリヨを守る会、池田町教育委員会の方々と一緒に水位を下げた池に入り、複数人で大きな網で魚類を追い込み、投網にて捕獲しました。毎年この活動を行っていますが、例年見つかっていたオオクチバスが今年は全く見られず、この活動が実を結んでいることを実感しました。
活動後は協力会の皆様から温かい豚汁を振る舞って頂き、身も心もあたたまりました。