岐阜県立池田高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本校は、岐阜県内で最も新しい県立学校(統合再編による新設高等学校を除く)として、昭和59(1984)年4月に開校した全日制普通科の高等学校です。今年で創立39年目を迎え、これまでに9千名を超える卒業生が、地元西濃地区はもとより、県内外で広く活躍しています。
学校は、揖斐郡池田町と安八郡神戸町の町境にあり、美しい自然環境に恵まれています。西に池田山を望み、東に揖斐川が流れ、周囲には豊かな田園風景が広がっています。創立以来、クラス数の増減はありましたが、本年度は各学年4クラス編成の全校生徒405名からなる「生徒一人一人の顔が見える学校」です。小規模であっても「元気で規律ある学校生活を通して、生徒一人一人が自己実現できる学校」を目指しています。
卒業後の進路では、約9割の生徒が四年制大学、短期大学、専門学校に進学し、約1割の生徒が就職するなど、ほぼ全員が進路目標を達成しています。
部活動では、硬式野球、空手道、吹奏楽部において独自選抜を実施し、強化に努めています。その他の部活動でも、それぞれの目標に向けて活発に活動しています。
また、本校では、
◎一般・習熟クラスによる、一人一人の進路目標にあった指導や選択授業によるきめ細かな指導
◎進路意識の啓発と進路支援(進路講話、進路ガイダンス、インターンシップ、補習授業など)
◎県内公立高校初のユネスコスクール加盟校として、ESD(持続可能な開発のための教育)の推進
◎県や本校育友会・同窓会等による部活動への支援(グラウンド夜間照明などの施設・設備の充実、空手道部、テニス部、バレーボール部、演劇部、吹奏楽部、茶道部、美術部、書道部への外部指導者の招聘など)
などを行っております。
ESD(持続可能な開発のための教育)では、“Global Welfare「地域・国際社会の中でよりよく生きる」”のテーマを掲げ、「福祉教育」「国際教育」「環境教育」について、様々な体験や学びの機会を設けています。「社会福祉基礎」の授業、地域や福祉施設などでのボランティア、揖斐特別支援学校との交流学習、ニュージーランドへの池田町中高生海外派遣研修(コロナ感染症のため休止中)、地域の方々と連携した絶滅危惧種ハリヨの保護活動。県や町の選挙管理委員会のご協力のもとに行う、模擬選挙による主権者教育、人権講話「命の授業」などです。
このような学習や活動を通して、本校の生徒たちは「自分が地域や社会のために何ができるのか」「実践するためにはどのような知識や能力を身に付けなければならないのか」について考えることになります。
人生において高校時代はその方向性を定める、極めて重要な時期となります。本校での高校生活が発見と感動に満ち、将来につながる大切な基礎基本となることを確信しています。
今後とも、魅力ある学校として、地域から愛される学校になりますよう、謙虚な気持ちを忘れずに、生徒諸君、保護者の皆様、同窓会や地域の皆様の協力のもとで、教育活動に取り組んでまいりますので、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
校長 西谷 徹