環境教育」カテゴリーアーカイブ

ハリヨ自生地の藻狩り活動(地域環境保全選択者と科学部)【R5.7.29】

7月29日に、学校設定科目「地域環境保全」選択者と、科学部の部員が、池田町上八幡のハリヨを守る会の方々との協働活動を行いました。
ハリヨの自生する貴重な環境のある中川の藻狩りを行い、その生息環境の保全をしました。
川の中に胸まで浸かって13名の生徒が、地域の方々と協働して作業を行いました。これからも地元の生物多様性を守る為に地元高校生として活動していきます。

学校設定科目「地域環境保全」の特別講義(R5.7.10)

本校独自の学校設定科目「地域環境保全」において、岐阜協立大学・地域創生研究所所長の森誠一教授をお招きし、西濃地区の生物多様性について特別講義を実施しました。
受講者の感想では、「岐阜県西濃地区の環境は他にはないものであり、今ある生物多様性はその証拠であることが良く分かった。」「環境や生物多様性を守ることは自分たちの生活を守ることにつながることが分かった。」「今住んでいる地域のすばらしさを再発見でき、自分たちの住んでいる地域を誇りに思った。」などがあり、今後1年を通して学ぶ地域環境保全の授業や活動への大きな動機付けとなったようでした。

【地域環境保全】生物研究の手法について特別講演を行いました。(R5.1.30)

本日、本校学校設定科目「地域環境保全」選択者を対象に岐阜協立大学地域創生研究所所長の森誠一教授にご来校いただき、特別講義をしていただきました。
実際に貴重な生体サンプルを持ってきていただき、生徒たちが実際に触れ、またノギスを用いて数十匹の魚体について数か所の測定を行いました。
測定後、生徒たちのデータを散布図にし、全て同じように見えてもデータを細かくとることによって複数系統に分けられることに気付かせるなど、調べることの大切さや、生物を保護するためにはその生物をしっかりと知ることが基本であることを教えていただきました。
高校生として、ただ保護活動をするだけでなくデータ収集や分析などを活発にやっていくことが大切であることを再認識しました。

 
 

【地域環境保全】ハリヨ保護活動に参加しました。(R4.12.11)

夏の合同調査にて、ハリヨの生息数の減少が見られました。その後の座談会で岐阜協立大学の森教授から、ハリヨの営巣等のために設営したGブロックにヘドロや水草があるのが原因の一つとして考えられるというご指導がありました。
それらを踏まえ、12/11に、地域環境保全選択者と科学部が、池田町上八幡のハリヨを守る会の方々とGブロックのヘドロ除去を行いました。
川から泥を上げるというハードワークでしたが、高校生の若い力をフルに活用することができました。
また、同時に行われた雑魚除去活動では、ブラックバスが保護池内から発見されました。生物多様性保全のために今後も継続調査をしていきたいと思います。
  
   

月食の観察を行いました。(R4.11.8)

11月8日に皆既月食があり、本校科学部生徒と部活動や学習のため残っていた生徒、職員で観測を行いました。
科学部の望遠鏡と、地学専門である本校学校長の天体望遠鏡で高倍率で観察でき、あちらこちらで感動の声が聞こえました。

こちらは本校生徒(1-3坂本渉海さん)の撮影です。

下は、学校長の撮影(圧縮済)です。拡大表示(クリックすると、拡大できます。)していただくと、月の左から潜入する直前の天王星がみえます。次回皆既食中に惑星食が起こるのは、322年後の2344年7月26日の土星食ということです。貴重な瞬間を皆で共有することができました。

「地域環境保全」選択者によるハリヨ保護活動(R4.7.24)

7月24日に、学校設定科目「地域環境保全」選択者と、科学部の部員が、池田町上八幡のハリヨを守る会の方々との協働活動を行いました。
ハリヨ保護区の保全状況を知る為に、毎年生息数調査を行っており、その準備として藻狩りを行う必要があります。
川の中に胸まで浸かって大きな鎌を振るう作業となるので、大変な重労働です。保護活動において若い高校生の働きはとても大きな意味を持つと思います。当日は18名の生徒の参加があり、予定していた作業もあっという間に終了し、守る会の方々にも大変喜んでいただきました。
これからも地元の生物多様性を守る為に地元高校生として活動していきます。

 
 

地域環境保全基調講演を実施しました。(R4.7.11)

本校では今年度から学校設定教科『地域』を立ち上げ、地域の持続的な発展について探究的に学んでいます。
その中の科目「地域環境保全」を選択した生徒に向け、岐阜協立大学・地域創生研究所所長の森誠一教授をお招きして講義を行っていただきました。
先生からは地元を、どういう町にしたいかというリアリティあるビジョンをもつことの大切さ、そして連携と伝承の「交流の場」の構築といった課題が出されました。
講義の後には、池田町の湧水地の起源や他の地域との違いについてなど、生徒からの質問に対して丁寧に答えていただきました。

2022 揖斐川流域クリーン大作戦(R4.4.28)

 私たちが住む町の川は自分たちできれいにしようという思いをもって、令和4年4月28日(土)、ボランティア部及び希望者26名が揖斐川流域の一斉清掃を行いました。
 参加した生徒からは、「川の近くには煙草の吸殻が多く捨てられている。」「サッカー場の近くなど、多くの人が利用する場所になるほどペットボトルのゴミが捨てられている。飲んだ後のマナーを守ってほしい。」「茂みの奥など、人が近づかなさそうな場所にお椀などが捨てられている。隠れて気づかれない場所にゴミを捨てる人がいるんだと思った。」「ごみ拾いも大切だけど、ごみを捨てない心を育てることが大切だ。」などの感想がありました。
きれいな川や、そこに住む生き物は、私たちに安らぎと潤いを与えてくれます。ゴミを拾うことと同時に、ゴミを捨てない呼びかけの大切さを改めて考える良い機会となりました。

池田町キャリア教育講演会(R3.11.17)

 11月17日(水)6限に、岐阜協立大学経済学部 森 誠一教授から「“郷土財”の育成のために~21世紀の君たちへ」という演題でご講演をいただきました。理学博士である森教授は、トゲウオ科の世界的に有名な研究者で、池田町のハリヨの保護活動にも携わっていらっしゃいます。そして、池田町キヤリア教育ブログラム『学校を飛び出して、地元で活躍するオトナを取材しよう!』で、1年4組の有志の生徒が取材させていただいた先生です。
 今回、西美濃やハリヨ、郷土財の保全と活動についての話を伺うことができ、とても充実した時間となりました。

 講演後、25名の生徒が先生との座談会に臨み、進学後の研究や高校での探究活動の在り方、生徒会や科学部の活動への期待などを質問していました。先生は一つ一つに丁寧に答えてくださり、宿題をもらった生徒もいました。

以下、生徒の感想文を掲載します。
〈1年女子〉
「池田町の大切なハリヨは湧き水が豊富な所で生きていることを初めて知りました。その湧き水を守るために根源である山を守る必要があるというのがおもしろいなと思いました。ハリヨを含む様々な魚が住む所に外来種を入れると、被害がでるのが悲しかったです。その結果、生物多様性が劣化し、人々の努力が水の泡になってしまうので、私も何か地域に貢献したいと思いました。」
〈2年男子〉
「話を聴いて、ハリヨなどの魚たちを守りたいという先生の思いが伝わった。また、岐阜は淡水魚にとって、環境の良い場所ということを知った。生物を保護するには、その生き物はどこから来ているのか、その生き物に何が必要かを知ったうえで、考えなくてはならないということがわかった。」
〈3年女子〉
「森誠一教授の講演を聴き、自分が住んでいる地域に今まで目を向けてこなかったことを反省しました。地域の生物についても今回の講演を聴き、調べてみようと考えました。また、私はボランティア団体に所属しているので、そのボランティア団体の取り組みに河川の掃除などを今の回数よりも多くしてもらえないか交渉してみようと思います。」

「神戸町ふれ愛公園」清掃活動参加(R3.11.13)

本校の17名の生徒が、神戸町・池田町ライオンズクラブが主催する清掃活動に参加しました。
 11時に神戸町ふれ愛公園に集合し、公園周辺の道路の落ち葉を箒などで集めました。ライオンズクラブの方々は、駐車場周辺の落ち葉掃きや砂場の中の小石を取り除く作業をされていました。
 40分後には、落ち葉がはいったゴミ袋がいっぱい並びました。当日は天候もよく、多くの子供連れの家族が来ており、大型遊具で遊ぶ子供たちから歓声が上がっていました。ライオンズクラブの会長さんの「みなさんが家族をもった時、こんなきれいな公園で子供を遊ばせたいという気持ちを持ち続けるためにも、今日の活動を忘れないでほしい」という言葉が印象に残りました。みなさんのおかげで、今回もSDGsの17の目標の11「住み続けられるまちづくりを」に貢献できました。