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本校は、昭和59年(1984)4月に開校し、本年(令和6年)創立41年目となります。これまでの卒業生は9千人を超え、地元西濃はもとより、県内外で活躍しています。
本校は、揖斐郡池田町と安八郡神戸町の町境にあり、豊かな田園風景が広がる中で、西に池田山を望み、東に揖斐川が流れる自然に恵まれた環境の中にあります。創立以来、クラスの増減はありましたが、現在は各学年4クラス編成とし、全校生徒371名からなる学校です。小規模校ではありますが、いやむしろ小規模校のよさを生かし「生徒一人一人の顔が見える学校」、「元気で規律ある学校生活を通して、 生徒一人一人が自己実現できる学校」となるよう取り組んでいるところです。
また本校は、2015年(平成27年)4月に岐阜県公立高校初のユネスコスクール加盟校として加盟承認され、 ESD (Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)を推進しています。学校理念として「Global Welfare ~地域・国際社会の中でよりよく生きる~」を掲げており、ESDを通して地域と連携し活力ある学校づくりを進め、地域に貢献し持続可能な社会を作る人材の育成に努めています。具体的には(1)福祉教育(Welfare education)(2)国際教育(Global education)(3)環境・防災教育(Environment education)を柱にして実践しています。内容としましては「社会福祉基礎」授業の開講、 地域や福祉施設などでのボランティア活動、特別支援学校との交流、大学留学生との交流、地域と連携した絶滅危惧種ハリヨの保護活動、選挙管理委員会と連携した模擬選挙や主権者教育、人権講話、「命の授業」など様々な面から学習を深めています。
こうした学習や活動を通して、生徒たちは「自分が地域や社会のために何ができるのか」「そのためにはどのような知識や能力を身に付けなければならないのか」 について考え、生徒一人一人のキャリア形成につげています。
今後とも、地域とともにある魅力ある学校として、教育活動を進めてまいりますので、ご支援とご協力をお願いします。
岐阜県立池田高等学校
校 長 鈴 木 彰