「景気について考えよう」をテーマに2年生の各科の代表生徒に対し、講話をいただきました。資本主義経済の仕組み、景気循環、社会の変化が激しいこれからの時代が抱える課題、の3つの柱に私たち工業人がどんなことに着目し取り組むべきかを考える良い機会となりました。
各学科代表生徒の感想です。
- Nさん:
- 資本主義社会とよく耳にするが、日本が資本主義社会になって、まだ150年程しか経っていないことに驚きを感じたのと同時に、資本主義とはどのようなことなのかを改めて知ることができました。現在、コロナ禍をきっかけに世界の国々で景気後退が起き、深刻なダメージを受けている。本来の景気サイクルは10年サイクルで示されているということであったが、いつ回復が見込めるのか見当がつかない中で、私たちに何ができるのかをよく考えていくべきかということを学んだ。景気が良いときには商品が売れ商品が不足する。景気が悪いときには商品が売れず商品が余るというちょっと不思議な感覚であったが、それにより、私たちの生活に多くの打撃を与えることを学ぶことができた。先進国である日本は経済成長率1.09%ということにもあらためて不安を感じました。
- Fさん:
- 中学生の頃に学んだ公民の内容と照らし合わせながら今回の講話を聞くことができた。好景気であった過去から現在に至るまでの経済の流れを知ることができ、自分たちがおかれている状況が大変厳しいことを知ることができた。最後に話された私たちへの課題であるアベノミクスを含む政治の問題や人工知能の可能性と経済格差や環境問題などを他人事とするのではなく、真剣に取り組んでいかないといけないと感じた。
- Oさん:
- 現在コロナの影響により日本だけでなく、世界全体が大きな打撃を受けている。私たち日本においてもその影響は大きく、自動車の販売台数や戦後初の国産ジェット機の生産凍結など各企業が深刻な状態であることがよくわかる。私たち高校生だけではなく、社会人の方も何をすれば正解・不正解なのかは全くわからない状況であることがよくわかる時代である。あと1年後に控える進路選択についても真剣に取り組んでいきたいと感じました。

