R2.10.1 令和2年度 地域産業の担い手育成総合戦略事業 校外研修(ジモト伝統文化体験・文化財見学・IoT研修)

 地元伝統文化である美濃焼の製作体験を多治見市にあるボイスオブセラミックで行った。毎日使う茶碗やお皿など、どのように製作されているのかを学び、今回は「手びねり」という技法で製作をおこない、ものづくりの楽しさに無心で集中していました。作品が焼き上がり手元に届くのがとても楽しみです。午後からはIoT研修として多治見市にある岐阜県ドローン協会さんにお世話になりました。初めて飛ばしているドローンを間近で見られ新鮮さがあり、簡単そうに思えた操作や授業で学んだ加速度センサやGPSなどがドローンに装着されていることを知り驚きました。また、ドローンを用いた空撮による測量も見せていただき技術の進歩に驚かされました。

美濃焼製作体験
ドローン研修
 
文化財見学(虎渓山 永保寺)

R2.9.17 令和2年度 地域産業の担い手育成総合戦略事業(岐阜協立大学 経済学部 大前智文先生)

 「力強く発展する中部地域の中小企業」について2年生の各科の代表生徒に対する講話をいただきました。中小企業に関する基本的な事項から、中小企業であるが故の不利性や問題性についてお話しをいただき、その不利性や問題点をどう強みに変えていくのかのビジネスモデルが企業の強みや日本社会の中小企業の役割につながっていることなど進路選択をする上での必要な考え方についてより深く考えるよい機会となりました。

各学科代表生徒の感想です。

Aさん:
今まで大企業しか目がいっていないことに気が付きました。中小企業とは何か?発展するとは何か?を興味深く知ることができました。日本では99.7%が中小企業であり、ほとんどの人が中小企業で働いていることを知り、今後の進路について視野を広げていけるきっかけとなりました。中小企業は、大企業と比べ宣伝もないため何を製造しているのかわからず、様々な面において弱者なのではないかと思っていたけど、日本の社会経済を支える存在であるということを学びました。中小企業の中小は規模を表しているだけでなく、有利か不利かを表していることを知りました。社会に出ると競争、規模の経済があり、企業規模が大きいほど競争が有利で、中小は負けてしまうことを知りました。
Kさん:
今回の講話で、スケールメリットということを知りました。生産規模が多くなれば商品価格が低下し、生産規模が大きくなれば市場価格が下がるというメカニズムを知ることができた。大企業や中小企業という言葉を聞いてはいたものの、実際に何が違い私たちにどう影響されているのか知ることができた。ここ数年中小規模の企業が潰れていっていることも事実であるが、大企業ではできない中小企業の強みを生かし、世の中の変化に素早く適応するかどうかが発展する企業であるのではないかと感じた。そのためには私たち若者が積極的にアイデアを出していくべきであると感じた。
Hさん:
今回の講話で経済学の面白さを感じることができました。複雑な問題を抱える現代社会で、「どのようにすればより私たちが幸せになり、良い社会を実現できるのか」を考えさせてもらうことができる有意義な時間でありました。

R2.9.10 令和2年度 地域産業の担い手育成総合戦略事業(各務原市 産業活力部 商工振興課 企業人材全力応援室長 長屋千秋先生)

 「ジモト優良企業の魅力発見」について2年生の各科の代表生徒に対する講話をいただきました。1年後に控える進路決定に向けて、働くことの目的や意義を考え、進路に対する意識を高めるとともに、将来自分に合う仕事に就くために必要なことについてお話をいただきました。

各学科代表生徒の感想です。

Nさん:
職業の選択は、自分に合った職業を選択することは当然のことであるが、年間の休日数や給料、通勤にかかる時間など大切なポイントを知ることができた。
Uさん:
私は現在進学希望で、現在学んでいる学習内容より高度な専門知識を身に着けてから就職していきたいと思います。進学をしてもいつかは職業選択をすることとなりますが、今回学んだことを忘れずに自分に合う仕事を見つけていきたいと思いました。
Sさん:
普段生活をしている地域にある企業について全く知らなかった。しかし今回の講話を聞き、地域の企業名や業務内容は最低限調べておくべきなのではないかと感じた。コロナ禍の中で社会情勢に変化が起きているが、求人状況についても影響があることが想像できる。就職先を決めるにあたって、「自分は何ができるか」「どんな職業に就きたいか」だけでなく、企業から求められる人材となれるよう自分磨きも必要であることを知った。

R2.9.3 令和2年度 地域産業の担い手育成総合戦略事業(岐阜大学 保健管理センター 助教授 堀田亮先生)

 「話の聴き方・伝え方」について2年生の各科の代表生徒に対する講話をいただきました。私たちの日常生活や仕事での「人間関係」を深めるために日頃無意識に行っている「聴く」ことや「伝える」ことを振り返り、視点を深めて物事を考える講演会となりました。

各学科代表生徒の感想です。

Oさん:
今回の講話を聴いて、コミュニケーションの上手さというのは、話をすることが上手だけでなく、相手の話を聴くということをエクササイズを通して理解することができた。自分の意志を相手に伝える難しさを知ることができたし、FELORモデルや伝え方のポイントを意識して生活していきたいと思いました。
Aさん:
言葉のキャッチボールは、会話を続けるという意味があると思っていましたが、本当は相手の言葉をしっかりと理解し、相手に対して安心感を与えることでよいコミュニケーションがとれるということを理解できました。連想ゲームにおいても、相手に説明をするという難しさを身をもって理解することができた。
Nさん:
私はコミュニケーションをとることが苦手です。しかし、今回の講話を聴き、コミュニケーションをとるということには様々なポイントがあることを知ることができた。実際にFELORモデルを意識してコミュニケーションを行うと、たった一つの言葉を発することにより、相手がどんな表情をしているのかを知ることができた。相手が返答をしてきたときに、その人がどんな気持ちで会話をしてきたのかということを知ることができ、会話が弾んだ。普段私たちはスマホなどのSNSを利用した会話がほとんどで、相手の表情やその思いを知ることがなくコミュニケーションが行われていた。会話は私自身の世界と相手の世界はイコールではないので、相手の事も考えて伝えられるように考えていきたいと思った。