日時 令和2年2月18日(火) 14:00~15:00
場所 山県高等学校 校長室
出席者 (敬称略、順不同)
恩田 佳幸 岐阜県議会議員
宇野 邦朗 山県市副市長
吉田 茂広 山県市議会議長
大野 良輔 山県市教育委員
宇野 睦 山県市商工会会長
水谷 直義 ミズタニバルブ工業(株)取締役
藤井 里樹 岐阜アグリフーズ(株)代表取締役社長
鬼頭 立城 山県市教育委員会学校教育課長
長野 健一 山県市まちづくり企業支援課課長
武藤 好伸 山県市立美山中学校長
吉田 安孝 山県高等学校同窓会長
高橋 宗彦 岐阜県教育委員会教育総務課教育主管
伊 藤 崇 山県高等学校長
伏見 圭太 山県高等学校教頭
愛敬 隆施 山県高等学校企業実習担当
会 議 (議事概要)
1 学校長より
- 来年度からコース分けが始まる。普通教室にエアコンが設置され、快適に過ごせるようになった。来年度は全教室に設置される予定。校舎の外壁、廊下、トイレ等の改修工事も完成した。学校名の看板も新しくなった。看板については、将来的にもっと鮮やかな色にした方が良いかもしれない。
- 教室のICT化の工事が完成した。職員の方が使いこなせるように準備をしたい。
- 3年生が自宅学習期間に入り1・2年生の2学年になったが、比較的落ち着いている。来年度に期待したい。
2 令和元年度の事業報告と会計中間決算報告について
- 今年度の2年生の「企業実習」は多業種にわたり、地元企業にお世話になったが、来年度は、工業類型の男子生徒が地元の製造業にお世話になる。 類型準備として、工業類型の企業実習受け入れ先企業は50社に依頼をし、22社に受けていただいた。また、令和3年度に開始する「ものづくり講座」の受け入れ先機関への依頼も開始した。現在、「企業実習」の実施に向けての準備と「ものづくり講座」の実施計画の作成をしている。
- 地域連携と中高連携については、学校代表として地道に活動してくれている生徒会、吹奏楽部、科学研究部を高く評価したい。
- 県の「地域連携による活力ある高校づくり推進事業」の予算は、事業費、広報物製作費合せて105万円いただいている。企業実習や吹奏楽部の講師報償費とその旅費、学校案内パンフレット製作費、老人福祉施設訪問事業での支出となった。講師報償費で余剰金が出ている。
3 企業実習、ものづくり講座について
- 実習については、工業類型希望者全員が参加する。企業と生徒の組み合わせに苦労した。将来的には地元中学出身者が地元企業で実習ができるようにしたい。来年2月に成果発表会を行う予定。実習先の職員の巡回に4人必要となるので、職員の確保が課題となっている。3月4日(水)に開講式を行う。
- 令和3年度には、3年次生に対して「ものづくり講座」を実施する。実習費用は、「国際たくみアカデミー」については負担していただける。「東海職業能力開発大学校」については、生徒負担になる。また、交通費については、「国際たくみアカデミー」については、事業費で負担していただける予定であるが、「東海職業能力開発大学校」については、県と相談中である。
- また、福祉類型も1年間の実習に出したいが、教員数が足らないために実施できない。校外研修を増やしたいと思っている。
4 意見交流
- ・企業実習に行く生徒の通勤方法についてはどのように考えているのか。→受け入れ先企業は、なるべく生徒の自宅に近いところを選択させているので、基本的には自転車通勤を考えている。
- 企業実習には事前指導を行うのか。また、保険についてはどうなっているのか。→安全指導、マナー指導については、本校において講師を招いて実習前に実施する。企業側との顔合わせは終了した。3月4日(水)に開講式を行う。保険は、加入予定。
- 小学校に見守り隊があるように、山県高校の生徒も見守りたい。同窓会が中心となって、学校の環境整備を実施したい。何かお役に立てることがあれば言ってほしい。
- 企業実習体験者で、お世話になった企業に就職した生徒はいるのか。→実習先にそのまま就職した生徒は1名いる。その他、実習先ではないが同業種に就職した者もいる。 長期間のインターンシップに不安を持っている企業もある。企業が人を求めているのは理解しているが、人材育成のために力を貸してほしいとお願いしている。
- 類型選択について、1年次での選択は難しいと思うがどのような指導をしているのか。また選択のやり直しはできるのか。→類型選択に向けての模擬授業、施設見学などを体験させ、仮登録から本登録まで半年ほど猶予を持たせている。保護者への説明もしている。選択後は2年次生、3年次生と変更はできない。
- 来年度、キャリアパスポートを中学生に持たせる。今までよりも適性が明確になる。中学校での職業体験も充実させたい。キャリア開発について、高大との連携も強化させたい
- 今の高一生は、類型についてほとんど知りませんでした。新入生については、福祉を勉強するために山県高校を希望する生徒もいるので、よろしくお願いしたい。
- 木工関係の事業所が実習先に入っていない理由は。企業実習の単位数が多いが、企業側にお任せではないのか。学校で実習はできないのか。→木工関係の事業所については、一昨年度依頼したが、安全上の問題によって断られた。
学校の外で勉強させるのも県の方針なので理解してほしい。 - R2年度について、地元企業の実習先が少ない。→そもそも、山県市内の受け入れ可の企業が少ない。
- 受け入れやすい企業の規模について。→会社の負担になるのは理解できるので、零細企業では実習は難しいと思われる
校長より: 色々な点で至らない点はあるが、普通科で工業の実習を行うのは県では初めての試みである。より良いものにしていきたいと思っている。
以上