国語科
1 学習の目標
現代文・古文・漢文などの幅広い文章を通して、国語的な技能(読む・書く・話す・聞く)をバランスよく身に付け、様々なものの見方や考え方を学習していきます。
2 学習方法
(1)多く読む
(2)多く書く
(3)多く話す
(4)よく聞く
文章をたくさん読むことが、国語の基本です。教科書はもちろんのこと、小説・新聞などいろいろな文章を読んでいると、自然に言葉を覚え文章の意味もよく分かるようになります。授業では、最初の10分間に一斉読書の時間を設けています。読書の習慣を身に付けましょう。
文章を書くときは、まず何を書くのかを決めて、読み手に理解されるように、分かりやすい文章を書くように心がけましょう。折に触れ、面倒くさがらずに文章を書くことが、文章上達の鍵です。
自分の考えや思いを正確に相手に伝えるためには、言葉を選び、声の大きさや表情などにも気を配ることが大切です。また、場面に応じて正しい敬意表現も使えるよう努力しましょう。
相手の言っていることを誠実に聞き取ろうとする姿勢が大切です。メモをとりながら聞くと効果的です。
地理歴史・公民科
1 学習の目標
現代は国際化の進展、価値観の多様化など社会が大きく変化しています。この時代に生きている私たちは社会に対する正しい認識を持ち、自分で考え問題を解決していく能力を身につけることが大切です。
本校では、「現代社会」「世界史A」の必修科目と、3年生において個人の興味や進路に合わせた選択科目から「社会をみる目」「社会で役立つ知識」を学習することになります。
(選択科目は「日本史A」「地理A」「政治・経済」を予定しています。)
2 学習方法
(1)日ごろの生活を振り返りながら主体的に考える態度が最も大切です。
(2)社会的視野を広げるため、新聞・テレビのニュースに関心をもち、新聞を読む習慣
を身に付けてほしいと思います。
(3)授業に集中し、ノートをきちんととっていくことを守ってください。授業で使った
ノートは、随時提出してもらいます。
(4)配付される資料は、ファイルを作るかノートに貼るなどして整理しておくことも忘
れてはなりません。
(5)疑問に思う点、難しい点は用語集、辞書などで調べ、それでも疑問の残るときは、
先生に尋ねて理解を深めてください。
数学科
1 学習の目標
数学を学習する目的は、理論的に説明する力(説明力)を身に付けることです。相手にわかりやすく説明するためには、覚えるだけでは足りません。しっかりと自分の頭に理論を組み込まなくてはいけません。数学はその鍛錬に非常に向いている学問なのです。しかし、ただ授業を受けていればいいというものではありません。常に自ら学ぶ姿勢を持ち、覚えるだけの算数から抜け出し、考える時間を惜しまないでください。結果を急がず、じっくり時間をかけて考えることができれば、説明力は飛躍的に伸びていくでしょう。
2 学習方法
(1)授業を受ける前に、どんなことを勉強しようとしているのか把握するだけでもよいので、教科書等に目を通しておこう。
(2)ノートには、先生の板書や問題の答えだけでなく、先生の言ったヒントやどのようにして答えを導いたのかなどを、必ず書こう。
(3)なぜ?を大切にしよう。疑問点は、まずは自分でじっくり考え、それでも理解できないときは、残しておかないで積極的に質問するようにしよう。
(4)反復学習を心がけよう。間違えた問題はマーカーで印を付け、何度も繰り返しやろう。これを習慣づければ、数学が自然と理解でき、楽しくなります。
(5)仲間に説明してみよう。自分で「わかった!」と思っても、テストになるとできないことがありませんか?仲間に説明できること、が本当の「わかった!」です。
理科
1 学習の目標
(1) 「科学と人間生活」は、「生命」「物質」「宇宙や地球」「光や熱」について学習します。これらの学習を通して、自然と人間生活の関わりや科学技術の役割について科学的な見方や考え方を養い、興味関心を高めることを目標としています。
(2) 「物理基礎」は、「力と運動」「エネルギー保存」「音や光などの波の性質」「電気」について、基礎的なことを学習します。自然現象のしくみを順序立てて統一的に理解しようとする 科目です。「物理的な考え方」を、身近な自然現象と対比させながら体得することを目標 としています。
(3) 以下の科目は、他教科との選択授業で行います。
「物理」では大学進学を踏まえて、「物理基礎」をベースに、より発展的な内容を学習します。大学入試レベルの問題演習にも取り組みます。
「化学基礎」では、物質の構成やその性質、物質の変化について学びます。学習を通して化学と人間生活の関わりや化学の果たす役割、化学反応に関する基本的な考え方や法則を理解することを目標としています。
2 学習方法
物事に興味を持つことが最も大切です。公式や語句、法則を覚えるだけで終わらず、どのような現象が起こっているのかを理解し、イメージできるようにしましょう。観察や実験を自ら積極的に行い、なぜそのような結果が生まれるのか常に考えてみてください。日常生活での科学的な現象や新聞記事やTV、インターネット等の話題にも関心を持って、気になることを積極的に調べてみる習慣を身に付けると良いでしょう。
保健体育科
高校期は、心と体を鍛えるとても良いチャンスです!
体育、部活動で心と体を鍛えましょう!
体育の授業は、1年生3単位、2年生2単位、3年生2単位あります。保健の授業は、1、2年生1単位ずつ、3年生はありません。3年生の選択科目にスポーツⅡ(2単位)があります。
体育
1 学習の目標
運動の合理的、計画的な実践を通して、知識を深めるとともに技能を高め、運動の楽しさや喜びを深く味わうことができるようする。また、自己の状況に応じて体力の向上を図る能力を育て、公正、協力、責任、参画などに対する意欲を高め、健康・安全を確保して、生涯にわたって豊かなスポーツライフを継続する資質や能力を育てます。
2 学習内容
(1)体つくり運動 |
体ほぐしの運動、体力を高める運動 |
(2)陸上競技 |
短距離走(50M走)、長距離走(シャトルラン、2400M走)
跳躍(立幅跳び) |
(3)球技 |
ゴール型:バスケット、サッカー、ラグビー、ホッケー等
ネット型:バレーボール、バドミントン、テニス、卓球
ベースボール型:ソフトボール |
※球技種目の選択制を実施 |
(4)器械運動 |
マット運動、跳び箱運動 |
(5)体育理論 |
1年:運動・スポーツの文化的特徴
2年:運動・スポーツの学び方
3年:豊かなスポーツライフの設計 |
保健
1 学習の目標
個人及び社会生活における健康・安全について理解を深めるようにし、生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力を育てます。
2 学習内容
(1)現代社会と健康 |
健康のとらえ方、生活習慣病とその予防、現代の感染症、
ストレスへの対処、交通安全、応急手当 他 |
(2)生涯を通じる健康 |
思春期と健康、結婚生活と健康、加齢と健康、保健制度とその活用、医薬品と健康 他 |
(3)社会生活と健康 |
環境汚染と健康、食品衛生活動、働くことと健康 他 |
英語科
1 学習の目標
(1) 日常生活の身近な話題について、英語を聴いたり話したりして、情報や考え方などを理解し、伝える基礎的な能力を養うとともに、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付けよう。
(2) 英語を学ぶ中で、英語を使っている国の人々の生活や文化・考え方を理解しよう。
2 学習方法
(1)授業について
①辞書や教科書を用いて分からない単語や熟語を積極的に調べよう。
②各パートで配布されるプリントに丁寧に取り組もう。また、特に分からない箇所はマークし、積極的に質問しよう。
③大きな声を出して英文を読もう。さらに、英文を暗唱できるよう繰り返し読もう。
④ペア活動に積極的に参加し、会話を楽しもう。
⑤教科書のまとめの問題やワークブックの問題に取り組もう。
⑥与えられた課題は、確実に提出期限までにやり遂げ、提出しよう。
⑦一つの課題や教材が終わったら、学習した内容・単語・熟語・重要表現などノートにまとめて、繰り返し復習しよう。
(2)定期考査に向けて
①本文を何度も声に出して音読しよう。
②本文の内容や伝えたいことは何かを理解しよう。
③単語・熟語・重要表現の読み書きが確実にできるようにしよう。
④教科書・ワークブック・授業プリントの練習問題を確実にできるようにしよう。
⑤考査前の家庭学習を充実させ、考査には自己ベストの状態で臨もう。
3 新入生へのメッセージ
(1)「初めが肝心」本校では英語学習を基礎から始めます。
中学時代に、「英語は嫌いだ」「英語は苦手だ」と感じていた人もいると思います。
本校ではそのような人でも十分学習できるように、中学英語の基礎基本から学びます。
授業内容が分かると学ぶことは楽しくなります。もう一度、私たちと一緒に英語学習に
取り組みましょう。
(2)国際化時代に、国際人として国際語である英語を身に付けましょう。
「日本に住んでいるから、英語なんて必要ない」という言葉を今でもたまに耳にします。皆さんが使っている携帯電話やインターネット、またテレビや雑誌など、私たちは知らず知らずのうちに英語を読んだり聞いたりし、それを理解して生活しています。英語は確実に私たちの生活の一部になっているのです。
世界では何十億の人々が英語を日常的に使って生活しています。皆さんの中には、将来、物づくりに携わる人も多いでしょう。社会人として働くようになった時、皆さんが英語を使い、日本の物づくりを世界の人々に発信する日も近いのかもしれません。英語は皆さん一人一人が身につけるべきスキルです。英語を学び、習得することで、自分自身がもっている可能性をさらに広げていきましょう。
芸術科
はじめに
「芸術」は本来、人間の本能的な欲求としての自己の表現分野です。また、毎日を真剣に、豊かに生きたいと願う人間の創造意欲の現れでもあります。そしてそれがより美しく、より深く、より真実に創造的に表現したいという気持ちを通して、また「芸術」に反映されていきます。好き嫌い、得意、不得意で決めてしまわないで、素直に眼と心を開いて芸術の世界に入り込んでみると、暮らしの中で芸術が身近に感じられ、自分も何かを表現してみたいと思うことでしょう。
1年生で2単位美術か書道のどちらかを選択して学習します。また、3年生では、他教科との選択で、2単位授業を受けることができます。
美術
1 学習の目標
美術の幅広い創造活動を通して、美的体験を豊かにし、生涯にわたり美術を愛好する心情を育てるとともに、感性を高め、創造的な表現と鑑賞の能力を伸ばし、美術文化についての理解を深める。
2 学習方法
(1)基本的なデッサンと、画材の素材を有効に使いこなす研究をしながら進めます。
(2)自然物や卓上のモチーフなど、ものの見方や構造的な捉え方を学び、描く力を身につけます。よく観察して描くことは、自己を見つめることにもつながります。
(3)映像メディア表現では、感じ取ったことや考えたことを基に主題を生成し、グループごとにアニメーション制作をします。
(4)生涯にわたり美術を愛好する心情を育てるために、展覧会での作品鑑賞や、テレビ美術番組の鑑賞、美術関係誌の美しいイラストや、画集などを見るように努力してください。
書道
1 学習の目標
小・中学校の書写学習を基礎として、感性を高め、書写能力の向上を図り、表現と鑑賞の基礎的な能力を伸ばし、生涯にわたり書を愛好する心を育てます。書の伝統と文化についての理解を深め、生活の中で書に親しみ、個々の能力を高めたいと思います。
2 学習方法
書の学習は、古人の名筆や現代の作品を鑑賞して、その良さや美しさを味わい、理解を深めることと、技法を学び、自己の意図によって表現することとの両面から進めます。
家庭科
家庭科は、生活に一番密着している教科です!
高校生活は実社会へ出て行くための最後の学習の場でもあります。世の中の出来事に関心をもち、仲間と意見交換をする中で、お互いの成長を高め「自立した生活者」になる準備をしましょう。2年生で全員履修します。
1 学習の目標
(1)家庭や生活の営みを「人の一生」とのかかわりの中でとらえ、家族や家庭生活の在り方、子どもや高齢者の生活と福祉、家族の健康と衣食住、消費生活や環境などに関する基礎的、基本的な知識と技術を身に付けること。
(2)学習した知識と技術を用いて、家庭や地域社会の問題を解決できる実践的態度を身
に付けること。
2 学習方法
(1)授業が勝負です。やるべきことはやるべき時にやりましょう!
(2)社会の動きに関心をもち、自分の意見や考えを人に伝える力をつけよう!
(3)実験・実習の機会を大切に、何でも嫌がらず、挑戦してみよう!
(4)実習室(環境家庭棟3・4F)への移動は速やかに行い、遅刻をしない!
(5)家庭科の授業で学んだ知識や技術を家庭や地域社会の中で活用し、実践しよう!
「実生活の中で生かしていくこと」これが家庭科の学習の中で一番大切なことです。
機械科
1 機械科とはこんな学科です
ニッポンの基幹産業「機械」は、自動車・航空機・鉄道・工作機械等の分野で、我々の未来を明るくします。工業のまち「可茂地区・中濃地区」を中心に、将来のものづくり技術者・技能者の育成を機械科は目指しています。
企業の即戦力となるため、実習時間を多く確保し、機械加工の基礎的・実践的学習及び生産現場の制御技術の習得に取り組んでいます。将来どのような状況下においても、強くたくましく生きぬく力を備えた人材育成に努め、産官学連携や資格取得、各種大会にも積極的に参加し、課題解決能力・コミュニケーション能力・勤労観・職業観の向上も図っています。
2 機械科ではこんな勉強をします。
1年生 |
|
機械工作 |
機械加工の基になる金属材料及び工作法の学習 |
情報技術基礎 |
情報技術学習及び情報技術検定を目指した基礎学習 |
工業技術基礎 |
工業に関する基礎的な体験学習 |
機械実習 |
ものづくりに関する基礎的な体験学習 |
機械製図 |
工業関係の内容を投影法で表現できる製図の基礎学習 |
2年生 |
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機械設計 |
機械に関する専門的分野の基礎学習 |
機械工作 |
各種工作法及び生産管理の学習 |
機械実習 |
各種機械の基礎的な使用法及びものづくりの心構え、実践的な体験学習 |
機械製図 |
基礎製図検定をベースにした製図の基礎から実践的な学習 |
3年生 |
|
機械設計 |
機械を作るための専門的分野の基礎から応用までの学習 |
生産システム技術 |
産業界や生活で利用される電気、電子、機械に関する基礎学習 |
機械実習 |
ものづくりに関する総合的な体験学習 |
機械製図 |
機械製図検定と設計・製図を中心とした実践的な学習 |
課題研究 |
工業に関する課題を設定し、その課題解決を図る学習 |
|
(選択科目:工業管理技術・原動機・工業数理基礎より1科目) |
(選択科目:自動車工学・電子機械・普通科目より1科目) |
3 将来に向けて
機械科は、有力企業、地元企業から大きな期待を集めています。また、進学希望者には四年制大学・短期大学・各種専門学校への道も開かれています。3年間の様々な活動の中で、生徒一人ひとりが「人間力(生きる力)」を身につけ、将来の進路実現に結びつけています。
電気システム科
1 電気システム科とは、こんな学科です。
現在、電気のない生活は考えられません。これからもっと電気を使った製品が増えてくると思います。そこで、電気システム科では電子回路や通信、プログラミングのような小さな電気で動くものや、発電、送電、配電、モータなどを扱う大きな電気まで幅広く電気に関する知識を学習します。また、社会人になるにあたり、遅刻欠席をせず、提出物の期日を守れる生徒の育成を目指します。
2 電気システム科に入ったら、こんな心構えが必要です。
(1)礼儀正しく大きな声で挨拶ができ、基本的な生活習慣を確立する。
(2)何事にも興味を持って学習に取り組み、問題解決能力の向上に努める。
(3)社会に出るための基本的なルールを身に付ける。
(4)資格試験や検定試験に自主的に挑戦し、結果を残す。
(5)部活動に意欲的に参加し、最後まで粘り強くやり抜く力を身に付ける。
3 電気システム科では、こんなことを勉強します。
専門教科 |
教科名 |
1年生 |
電気基礎、情報技術基礎 |
2年生 |
電気基礎、電気機器、電子回路 |
3年生 |
電気機器、電子計測制御、通信技術、電力技術(選択)、電気製図 |
実習内容 |
実習テーマ名 |
1年生 |
「実習」テスター製作、電気実験、プログラミング、論理回路など |
「工業技術基礎」電子オルゴール製作、スイングライト製作 |
2年生 |
「実習」シーケンサ、マイコン制御、マルチメディア
アンプスピーカー製作、スイングライトの制御 |
3年生 |
「実習」シーケンサ、プレゼンテーション、モーター |
「課題研究」1年間かけて自分たちでものづくりをする。 |
4 電気システム科の進路については以下の通りです。
就職先 |
電力関連会社、自動車関連製造業、電気工事業、電子回路製造業
通信関連会社などの技術職・技能職
電気設備や建物の保安管理をする企業及び関連のサービス会社、各種製造業の学園生など |
進学先 |
四年制大学(電気・電子・情報工学などの関連学科)、短大、専門学校 |
5 推奨している資格試験については以下の通りです。
第三種電気主任技術者、第一種電気工事士、第二種電気工事士、基本情報処理技術者、ITパスポートなど
化学技術科
1 化学技術科とは、こんな学科です。
化学技術科は主に化学分野を専門的に学習する学科です。私たちの身の回りにある製品は、すべて様々な素材から出来ています。この「素材」を生み出しているのが「化学」です。化学技術科では、工業化学をはじめ、地球環境化学、バイオ化学、新素材化学、環境エネルギーなどの幅広い分野について化学の基礎から応用、そして化学分析技術を学習します。私たちの豊かな暮らしは多くの化学製品に支えられていますが、数々の環境問題を解決するためには化学の知識が必要不可欠になります。また、機械・電気・情報についても学び、総合的に学習することで時代のニーズに対応し、本学科での総合力で幅広い分野で活躍できる生徒の育成を目指します。
2 化学技術科では、こんな心構えが必要です。
(1)校則や社会のルールを守り、「責任」ある行動をする。
(2)規則正しい生活をし、礼儀正しく「信頼」されるようにする。
(3)高い向上心をもってお互い助け合い、「協力」し仲間を大切にする。
3 化学技術科では、こんなことを勉強します。
専門科目 |
|
1年生 |
工業化学、地球環境化学、工業数理基礎、工業技術基礎、化学技術実習 |
2年生 |
工業化学、化学工学、情報技術基礎、化学技術実習 |
3年生 |
工業化学、化学工学、バイオ化学、化学技術実習、化学技術製図、
課題研究、生産システム技術、地球環境化学 |
実習内容 |
|
1年生 |
定性分析、機械加工、電子工作、情報技術 |
2年生 |
定量分析、有機化学、環境分析、機械加工 |
3年生 |
物理化学、機器分析、電気電子、バイオ化学 |
特に危険物取扱者取得に力を入れて取り組みます。乙種1~6類の全類取得を目指し、乙種全類合格者は、大学生でも困難といわれる甲種にチャレンジしていきます。甲種についても、毎年のように合格者を輩出しています。また、1年生から実施する地球環境化学では環境問題について前向きに考える力を養うとともに、公害防止管理者合格を目指して学習していきます。
(地球環境化学が学べる学科は、本科を含め県内3学科のみです) |
4 卒業してから、こんな道が開けています。
化学の専門分野について深く学習するので、専門知識が生かせる分野への進路選択が可能です。また、専門系選択科目を含み化学に関する科目を30単位以上修得すると毒物劇物取扱責任者となる資格を有することができます。さらに高度な専門知識を学びたい人には、四年制大学・短期大学・各種専門学校への道が開かれています。
建設工学科
1 建設工学科とは、こんな学科です
建設工学科は人々が快適に暮らせる住まいづくりや、安全で安心な生活ができる社会基盤づくりに貢献できる人材の育成を目指しています。1年次は建築・土木の共通科目を全員が学習します。2年次になると建築・土木の類型別に専門の学習をします。類型の選択は、あくまでも本人の要望が最優先なので、自分に合った類型を選ぶことができます。
建築類型の所定の単位数を修得し卒業すると2級建築士の受験資格が与えられ、設計士は勿論のこと建築大工・建築現場監督として活躍することが可能となります。しかし、進学系を卒業しても2級建築士の受験資格は取得できないので注意してください。その場合は進学先の大学・専門学校で受験資格を取得する必要があります。また、平成30年12月に建築士法が改正され、卒業した年の7月に2級建築士が受験できるようになりました。
土木類型を卒業すると道路や橋等の土木現場監督や公務員、運輸(JR・名鉄な
ど)、電力会社など幅広い分野で活躍するチャンスがあります。
また、建設工学科は、他科に比べ進学率が高い傾向にあり、在学中の専門スキル
を生かした4年制大学や専門学校に進学します。その理由は、より高度な専門知識
や教養を学ぶことで、建設業をはじめ行政職や教育職などの幅広い分野でリーダー
として第一線で活躍するためなのです。
2 建設工学科では、こんな心構えが必要です
(1)建設業はチームワークが大切です。常に思いやりのある言動を心掛けます。
(2)将来の進路目標を設定し、その達成のための努力を惜しみません。
(3)健康な身体には健全な精神が宿ります。規則正しい生活習慣を身に付けます。
(4)礼儀とマナーを重んじ、社会人基礎力(挨拶・掃除・約束)を身に付けます。
3 建設工学科では、こんなことを勉強します
〈1年生〉 |
類型選択の前段階として、1年生全員は建築・土木の共通基本科目として「建築構造」・「測量」を学びます。また、「実習」・「工業技術基礎」では、製図(手描き・CAD)やカンナやのみを使用しての木工実習、そして、レベルなどの測量機器を使用しての測量実習、コンクリートや鉄筋の材料試験を行います。 |
〈2・3年生〉 |
建築類型と土木類型に分かれて、それぞれの専門分野を詳しく学習します。 |
(1)建築類型(民間就職・公務員、大学・専門学校)
建築類型では住宅や店舗・体育館などの建物を造る技術者を育てます。 |
(2)土木類型(民間就職・公務員、大学・専門学校)
土木類型では橋やダム・トンネルなどの社会基盤を造る技術者を育てます。 |