中工 中の人コーナーNo.3

夏にやって来る「怖いもの」といえば、皆さんは何を想像しますか?

熱中症、夏休みに出される大量の宿題、肝試し、お化け…。

色々ありますが、中の人は「雷」が怖いです。

爆撃みたいな大きな音で落ちてくることが、想像しただけで怖いです。

皆さんの中にも、「雷が怖い」と思う人は、いるのではないでしょうか?

しかし、この雷、なんと本校電気工学科で作ることができるのです!!

これは、人工的に雷を発生させる装置です。電気工学科の実習室にあります。

ちなみにこの装置は高い電圧が流れるため、近くに寄ることはできず、

金網のフェンスで囲われています。さらに、装置の操作はフェンスの外で行います。

この装置を使って、中の球に高い電圧を流します。

すると、この球の間から稲妻が発生し雷が生まれます。ちなみにこの時、ものすごく大きな音がするそうです。担当の方曰く、「耳を塞がなければならないほどの大きさ」だそうです。

そしてこの人工雷、実は7月26日、27日に本校で行われる中学生一日体験入学において、電気工学科のパートで見ることができます!

え、「行く前から怖いな」と思ったそこのあなた。大丈夫です。各体験は大体15分くらいなのですぐに終わります。それに、大きな音がする前には、担当の方がちゃんとアナウンスしてくださいますので、安心して電気工学科へ遊びに来てください!

(ちなみに人工雷以外にも色々やりますよ!)

中工 中の人コーナーNo.2

「夏は受験の天王山」「夏を制する者は受験を制する」受験生の合言葉として、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

実は、工業高校にとっても、夏は受験のシーズンですよ!

例えば、3年生は就職に向けて動き出します。そして前回の中の人コーナーでお話しした第二種電気工事士の試験も7月にあります。

さらに、今回お話しする技能検定も、7月に開催されるのです!

(厚生労働省技能検定等に係るポータブルサイト「技のとびら」より引用)

 

そもそも「技能検定」とは何か?と言いますと、厚生労働省が定める、「働くうえで身に付ける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家資格制度」のことで、習得レベルの評価は、3級から1級まで等級区分があります。いずれも合格すると「技能士」と名乗ることができ、合格証書が交付されます。

技能士の種類は幅広く、機械加工、木材加工といった工業系から、パンやお菓子、洋服といった日常生活に欠かせないものの製作や金融窓口サービス、ファイナンシャルプランニングといった商業的なものまであります。

本校では、機械工学部や建設工学部、電子機械工学部といった技術系の部活動で、技能検定の3級取得を目指すことができます。

これは、本校機械工学部の生徒が旋盤技能検定3級に向けた練習をしているところです。検定には学科試験と実技試験があり、実技試験は7月23日に本校で行われます。

これが旋盤です。

旋盤は、丸い筒状の金属を削って加工する工作機械です。削り方としては、りんごの皮むきを想像してみると分かりやすいかもしれません。

チャックと呼ばれる場所に材料を取り付け、「バイト」と呼ばれる刃物で材料を削ります。バイトにはさまざまな種類があります。

時々、長さを測って削り具合を調整します。旋盤での加工は、かなりの精度が求められるため、高い集中力が求められます。

また、製作時間が決められているため、手順を正確に覚えてスピーディーにかつ安全に作業をしなくてはなくてはなりません。根気も必要です。

完成した作品がこちらです。左からA部品、B部品と呼ばれていて、それぞれ設計図通りの長さになっているか、B部品をA部品が嵌めることができるか、チェックが入ります。

基準をクリアしたら作品製作は成功です。

しかし、初めて見る人には、旋盤での作業は、精度・集中力・根気が求められる作業のため、もし「1人でやる」となった場合、とても心細いと思います。

でも、大丈夫です!本校機械工学部には、経験豊富な職員がついているので、しっかりとサポートを受けながらスキルアップを目指すことができます。

 

もし、この記事を読んで「旋盤をもっと見たい」「バイトってどんな種類があるの?」と旋盤に興味を持ったり、「技能検定についてもっと知りたい!」と思ったりしたら、7月26、27日に行われる本校中学生1日体験入学へお越しください!そして、機械工学科の先輩たち、機械工学部の先輩たちにたくさん質問をして、工業高校での「受験勉強」を学んでみて下さいね!

中工 中の人コーナーNo.1

さてこの工具は何と言うでしょう??

これは、左から、VVFストリッパー、標準ペンチ、圧着ペンチと言って、ケーブルを加工する道具です。標準ペンチや圧着ペンチであれば、ホームセンターで見たことがある人もいるのではないでしょうか。

それにしても、これからこの道具を使って何が始まるのでしょう??

これは、ケーブルを切断している様子です。1.6㎜の銅線が2本入っている太いケーブルですから、握力も必要かもしれませんね・・・。

ちなみに、ケーブルは普段こんな形で置かれています。これを先ほどの標準ペンチで必要な長さに切って使います。

一方、この作業はケーブルの中にある銅線を出すための作業です。ケーブルを剝く、とも言うそうです。

さて、この教室の生徒たちは、一体何をしているのでしょう??

正解は、電気工学科での「第2種電気工事士実技試験」対策講座の勉強でした!!

電気工事士は、国家資格の1つで、2種と1種があり、2種を取ると家の中の配線・スイッチを設置できるようになり、自分でエアコンへの電線の設置もできます。(ちなみに1種を取るとビルや工場・病院など大規模施設の高圧電気工事に携わることができるようになります)

本校では2種を取得するための対策講座が行われます。

(↑実技試験の完成品はこちらです↑)

電気工事士の試験は、実技試験のほかに「学科試験」という筆記試験も合格する必要があるため、技術だけではなく電気に関する知識や法令も覚えなければなりません。しかし、国家資格は一度取れば一生モノのスキルになるので、みんな必死に頑張っています。(ちなみに今年の実技試験日は7月23日です)

この投稿を見て、「一生モノのスキルをいち早く身に付け、今までの自分からアップデートしたい」と野心が湧いてきた人は、ぜひ本校電気工学科で学びませんか?

そのためにはまず、7月の1日体験入学へお越しください!そしてその際には冒頭のクイズで見た工具を探してみてくださいね。

先輩と語る会

先輩と語る会
令和5年6月1日、本校の伝統行事の一つである「先輩と語る会」が行われました。

この行事は、本校卒業生が各卒業学科を訪れ、自分の会社の紹介をしたり、自分が行っている仕事を説明したりするもので、生徒が進路決定をしていくための非常に重要な授業です。

先輩と語る会で聴いた話から、行きたい企業を決める生徒もいます。

先輩たちも、ただ説明するだけではなく、クイズを出したりPowerPointを使ってプレゼンテーションをしたりして生徒たちが退屈しないように創意工夫を凝らしていました。

また、「卒業生としての先輩」だけでなく「社会人としての先輩」として、挨拶や報連相(報告・連絡・相談の略称)の大切さや、自分のことは自分で考えるといった社会人としての基本的な在り方を語る姿が見られました。

生徒たちは、そんな先輩たちの話と真剣に向き合い、熱心にメモを取ったり質問をしたりするなど積極的に先輩たちと関わっていました。

また、歳が近いこともあってか、若者同士だからできる、より深い話もできたようです。

計算技術検定 実施

6月16日に計算技術検定試験が行われました。

この検定は、全国工業高等学校校長協会が主催するもので、全国の工業高校生が受験します。いわば工業高校に入学した際の通例行事のひとつです。

この試験に向けて、1年生は朝学習に励み、実力を積み上げていました。

写真は朝の学習会の風景です。