中津川工業高校では、専門的な技術・技能を身につけるために、実習という授業があります。今回は、2年生電気工学科の実習について紹介します。
電気工学科の実習は班で数週間ごとにローテーションしながら、電気に関することを学んでいきます。実習の学び方は機械や器具を一人一人で取り扱い個人のスキルアップを目指すものや、班の中で役割分担をし測定を進めていき特性をまとめていくものまであります。
一つのテーマが終了したら、レポートをまとめて提出し、理解度を確認する口頭試問までが実習となります。企業に就職した後にも研修があり、卒業生からは在学中の経験が役に立ったと言われています。
PLC(シーケンス制御) 電子回路製作(LEDライト)
プログラミング(Arduino制御) 直流電動機
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ものづくりにおける図面の大切さ
工業高校には製図という図面を書く授業があり、電気工学科では2年生から学んでいきます。最初は線の書き方から始まり、立体図から三面図への変換や三面図から立体図への変換など図面の書き方・読み方の基礎を学び、2学期には、機械図面や屋内配線図などの図面についても学習します。製図器具を利用しての図面作成やCADを利用しての図面作成も行っていきます。
ものづくりの現場では設計図面があり、その図面通りに製作する必要があります。製図を学ぶことで、基本的な設計図面が書ける・読める力を身につけてほしいと思います。
個々で課題に取り組むため、みんな集中して取り組んでいます。
工業の技術を学ぶ
1年生の授業には、工業技術基礎という知識・技術・技能を学ぶ教科があり、今回は電気工学科での学習の一部(アーク溶接)を紹介します。
アーク溶接と聞くと機械系の学科を想像されると思いますが、地元企業に就職した場合機械加工に関わる業務に就くこともあるため、電気工学科でもアーク溶接の基礎を学んでいます。 安全を第一に考え、暑い中でも保護具を着用し何度も練習をし、最終課題は2枚の鉄板を溶接によって接合します。
また、実技的な授業では社会に出てから必要な報告書(何を学び、どのような結果であったかをまとめたもの)の作成も行い提出します。工業人として3年間多くを学び卒業してほしいと思います。
めざせ電気工事士合格
中津川工業高校 電気工学科では第二種電気工事士免許取得に向け取り組みを行っています。今回は学科試験に合格した生徒に対し、技能試験の放課後補習を開始しました。
技能試験は、決められた時間内に規定回路の配線を行うもので、できあがった回路が基準を満たし安全な配線であるかが合格のポイントとなるため、何度も練習をすることが大切なこととなります。
練習を頑張って多くの生徒が免許取得をしてほしいと思います。
また、3年生の生徒の中には、第二種に合格し第一種にチャレンジしている生徒もいます。卒業時には、多くの免許を取得し、社会での活躍に期待しています。
3年電気工学科 社会見学で進路を考える
電気工学科3年生が 5月26日(月) に社会見学に行ってきました。
AM:愛知電機株式会社
PM:株式会社デンソー高棚製作所・デンソー工業学園
愛知電機株式会社様では、柱上変圧器や大型変圧器、モータの製造過程を見学させていただきました。日常で電気を使用する過程を支える製品を作る責任とやりがいを学ぶことができました。本校卒業生の活躍も聞かせていただき、先輩に続いて頑張る気持ちが溢れてきました!
株式会社デンソー高棚製作所様では、児童やメータの製造工程とメータの歴史を見学させていただきました。メガサプライヤーとして製造業に対する想いや責任について見学を通じて学ぶことができました。また、デンソー工業学園のレベルの高さに生徒は驚愕していました!
生徒は一日を通して、電気工学科での学びが「私たちの生活を支えている」と同時に、「自身の将来に結びついている」ことを改めて実感することができました。
見学を終え、生徒は自身の進路について最善の選択ができるように深く悩み、考えています。選択のときまで残された時間は短いですが、一日一日を大切に頑張っていきます!貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。