4月から製図ノートや製図台を利用して、図面の書き方の基礎を手書きで学び課題に取り組んできました。今回はその基礎的な知識に加え、コンピュータを利用した製図(CAD)を学んでいきます。
CADソフトを利用するのは初めてなので、基礎的な操作方法を学ぶとことからはじめ、レイヤーの使い分けなどコンピュータを利用した特徴のある内容についても学習し、課題図面の制作に取り組んで行きます。企業現場では、CAD図面が多くなるため、高校生では製図を学んでいくうちに、図面の書き方読み方を身につけ、ものづくりのスペシャリストとして成長してほしいと思います。


「3_電気工学科」カテゴリーアーカイブ
専門的な技術・技能を身につけるために(2年電気工学科実習)
中津川工業高校では、専門的な技術・技能を身につけるために、実習という授業があります。今回は、2年生電気工学科の実習について紹介します。
電気工学科の実習は班で数週間ごとにローテーションしながら、電気に関することを学んでいきます。実習の学び方は機械や器具を一人一人で取り扱い個人のスキルアップを目指すものや、班の中で役割分担をし測定を進めていき特性をまとめていくものまであります。
一つのテーマが終了したら、レポートをまとめて提出し、理解度を確認する口頭試問までが実習となります。企業に就職した後にも研修があり、卒業生からは在学中の経験が役に立ったと言われています。


PLC(シーケンス制御) 電子回路製作(LEDライト)


プログラミング(Arduino制御) 直流電動機
ものづくりにおける図面の大切さ
工業高校には製図という図面を書く授業があり、電気工学科では2年生から学んでいきます。最初は線の書き方から始まり、立体図から三面図への変換や三面図から立体図への変換など図面の書き方・読み方の基礎を学び、2学期には、機械図面や屋内配線図などの図面についても学習します。製図器具を利用しての図面作成やCADを利用しての図面作成も行っていきます。
ものづくりの現場では設計図面があり、その図面通りに製作する必要があります。製図を学ぶことで、基本的な設計図面が書ける・読める力を身につけてほしいと思います。

個々で課題に取り組むため、みんな集中して取り組んでいます。
工業の技術を学ぶ
1年生の授業には、工業技術基礎という知識・技術・技能を学ぶ教科があり、今回は電気工学科での学習の一部(アーク溶接)を紹介します。
アーク溶接と聞くと機械系の学科を想像されると思いますが、地元企業に就職した場合機械加工に関わる業務に就くこともあるため、電気工学科でもアーク溶接の基礎を学んでいます。 安全を第一に考え、暑い中でも保護具を着用し何度も練習をし、最終課題は2枚の鉄板を溶接によって接合します。
また、実技的な授業では社会に出てから必要な報告書(何を学び、どのような結果であったかをまとめたもの)の作成も行い提出します。工業人として3年間多くを学び卒業してほしいと思います。

めざせ電気工事士合格
中津川工業高校 電気工学科では第二種電気工事士免許取得に向け取り組みを行っています。今回は学科試験に合格した生徒に対し、技能試験の放課後補習を開始しました。
技能試験は、決められた時間内に規定回路の配線を行うもので、できあがった回路が基準を満たし安全な配線であるかが合格のポイントとなるため、何度も練習をすることが大切なこととなります。
練習を頑張って多くの生徒が免許取得をしてほしいと思います。

また、3年生の生徒の中には、第二種に合格し第一種にチャレンジしている生徒もいます。卒業時には、多くの免許を取得し、社会での活躍に期待しています。