今回、中の人は建設工学科にお邪魔してきました。実は中の人は、(他校ですが)建設科にいた時期もあるので、ちょっと懐かしいです。
さて皆さん、街を歩いている時、こんな光景を見たことはありますか?
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望遠鏡のようなものを覗いたり、身長が測れそうなくらい大きな物差しで何かを測ったり、いったい何をしているのでしょう…?
正解は、「測量」という、土木工学の作業です。
「土木工学」とは、私たちの生活を支える「インフラ」、例えば道路や橋、トンネル、鉄道、ダムなどを造る工業の分野です。
例えば、これから皆さんが、自宅から本校へ遊びに行くとしましょう。そうすると、皆さんは今まで通ったことのない道を通らなければなりません。では、その道はどうやって探しますか?
恐らく、ほとんどの人は「GoogleMapを見る」「カーナビに頼る」「GoogleEarthで大体の位置をつかむ」と、「地図」に頼るのではないでしょうか?
実はこの地図を作るためには、測量こそ世の中に必要とされている技術なのです!
測量は、道の距離や道のカーブの角度、山や坂の高さなどを正確に測るための作業です。
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写真は、測量の作業の中の1つで、地上の高さを測る「水準測量」の作業風景です。標尺という長い物差しを前後に揺らし、「レベル」といわれる望遠鏡で物差しの目盛りを読みます。
この目盛りを色々な場所で測って計算に掛け、測った場所の高さを図に表して終了です。ちなみに望遠鏡は、用途によって使い分けるため、種類がたくさんあります。
例えばこれは、トータルステーションという、角度や距離を測る器械です。
さらに、最近ではドローンを使った測量もあります。
今度の7月26、27日に本校で行われる中学生1日体験入学ではそんな測量の最新版をご用意して皆さんをお待ちしています。土木に興味を持った人、測量の器械に興味を持った人は、ぜひ、お越しください!