飛騨市長に「政治経済」の授業を行っていただきました!
10月31日(木)
3年AB組の「政治経済」選択者を対象に、『身近な飛騨市でみる地方自治』と題して、教科書だけでは分からない行政現場の実態を交えた授業をしていただきました。
行政サービスとは、「誰もがやってほしいと思うけれども、一人ではできないことをお金を出し合って行うこと」であり、私たちが当たり前に通う学校の運営や道路の整備から、「あったらいいなぁ」と思うけど、一人の力や資金ではどうしようもできないことまで、私たちが出し合う「税金」を活用し、誰もが住みやすい地域を創っていく。こんな解説から授業は開始しました。
また、教科書の「法定受託事務」や「団体自治と住民自治」などが現実ではどのように行われているのか。国・県・市町村では、「行政」の仕事や役割にどのような違いがあるのか。どれくらいの予算規模で行政サービスが行われているのか。「市長への不信任決議」や「議会の解散」は実際に起こるものなのかなど、市長の解説が入ることによって、教科書に出てくる用語の意味がよく分かりました。
また、「小さな規模の飛騨市だから」を強みにされている市長は、常に現場を大切にし、現場の声を汲み取ることを重視していらっしゃいます。Facebookで市長がその日あったことを投稿し、それに対するコメントを市民の声として参考にしている取り組みは、「SNSがそんなツールになるんだ!」と驚きでした。教科書には載っていない内容が多く語られ、楽しく充実した授業でした。