上原 誠「218枚の人物クロッキー画展」~戦後の高校生、先生らを描いたクロッキー~


見出しの展覧会が飛騨市美術館で開催中です。
上原 誠(かみはら まこと)は戦後間もない1948年から1983年までのおよそ35年間にわたり斐太高校で美術教員、美術部顧問として勤務しました。多くの教え子を輩出し、また自身の作品を創り続けました。

本校図書館に1997年高山市民文化会館で開催された斐高美術部OBによる「上原 誠先生を囲む作品展」のパンフレットが保管されていました。その中の文章の一部を紹介します。

『「うん、それでいいんだ」
先生のひとことは、目の前のヘタクソな絵を大傑作にしてしまう。誰が何と言おうとも大いに楽しもう―――。

絵などを描いたことがなくても、斐太高生ならばきっとその存在を知っているはず…登山帽に口笛、長身を揺らしながら、30年以上もの間、飄々と歩いてこられた。その比類ない存在感の上に希少なる歴代の美術部員がつながっている。』

クロッキー展にぜひ足をお運びください。

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