令和4年度に新しい顕微鏡を導入しました。現在は2人に1台ですが,令和5年度中には1人1台で実習できるよう準備中です。
LED光源を内蔵し,メカニカルステージ,一軸式粗微動調節ねじにより精密なピント合わせが可能です。絞りも対物レンズの倍率やカラーコードのマークに合わせるだけで最適な絞り値に設定できます。
上右は接眼レンズにスマホのカメラレンズを近づけて撮影した画像です。体細胞分裂中期の染色体を斜めの角度で見ています。タマネギの染色体数2n=16本がかなり簡単に数えられます。
下は従来機種との比較画像です。左が従来機種,右が今回導入した機種です。従来機種は体細胞分裂前期の太いひも状になっている染色体が充分解像していません。また,染色体の前後の細胞構造まで中途半端に見えてしまい,とても分かりにくくなっています。新機種は核の部分だけにピントが合い,染色体の1本1本がしっかり解像しています。
肉眼での観察は写真よりも鮮明でシャープです.高画質な顕微鏡画像を体験してください。