<ご挨拶>
岐阜県立岐阜商業高等学校(全日制)のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は、昨年度創立120周年を迎えました。明治37年に岐阜市立岐阜商業学校として開校以来、長良校舎、則武校舎へと校舎移転、また、岐阜市立岐阜女子商業学校と統合など、明治、大正、昭和、平成、令和と五代にわたり、幾多の変遷をしながら、伝統と歴史を刻んできました。この間、約4万余名にのぼる卒業生は、県内はもちろん全国を舞台に、産業界をはじめ各界において多彩な活躍をされています。学校は、近くを清流長良川が流れ、歴史ある岐阜城と金華山を仰ぎ見る自然豊かな場所にあり、また、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校とも近接する文教地区に位置しております。現在の在籍生徒数(全日制)は、全27クラス、1,075名です。
生徒は、校訓「不撓不屈」のもと、学習や部活動、学校行事等にひたむきに取り組んでいます。令和6年度卒業生の主な進学状況として、四年制大学に298名合格し、そのうち国公立大学に20名が合格するなど進路希望を実現させて、新たな学びに挑戦しています。また、令和6年度卒業生の主な就職状況として、県内や愛知県の企業を中心に56名が、公務員には7名が採用となり、それぞれ新たな道で活躍しています。
本校の特色ある商業教育としては、株式会社GIFUSHOの運営、ビジネスを主とした探究学習の実践、スポーツビジネス、スーパーアカウンティングハイスクール(SAH)による会計教育の推進(日商簿記3級~公認会計士)などがあります。
また、部活動は、運動系・生産系・文化系合わせて24部あり、それぞれが高い目標を掲げて活発に活動しています。なかでも、令和6年度には簿記部、EDP部、速記部がそれぞれの競技大会で全国優勝を果たしたのをはじめ、水泳部が全国JOCジュニアオリンピックカップで2位入賞、第10回ジュニアパンパシフィック水泳競技国際大会で3位入賞、茶華道部がIkenobo花の甲子園2024全国大会で優勝、EDP部が全日本高校eスポーツ選手権で3位入賞、吹奏楽部が第52回マーチングバンド全国大会で金賞を獲得するなど、全国トップクラスの成果を上げています。
このように本校では、常に時代の社会的ニーズを捉えながら、あらゆる活動を通して地域や日本の未来を担う人を育成しています。今後も学校の特色を顕著にし、生徒の個性や能力の伸長と、将来のビジネスリーダーの育成に資する取組に全力を挙げていきます。
今後は、これまでの120年余に及ぶ伝統を受け継ぎつつ、新たな県岐阜商へとさらに進化していきたいと考えておりますので、引き続き本校へのご理解・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
岐阜県立岐阜商業高等学校
校長 村上 宏俊