11月6日に長良川国際会議場にて芸術教室を行いました。以下に生徒の感想を掲載します。
今年は音楽、その中でもジャズを鑑賞しました。
最初にジャズという音楽ジャンルの成り立ちについて教えていただきました。19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカのニューオーリンズの黒人コミュニティで生まれたジャンルで、特徴にスウィングするリズムがあるそうです。そしてもう一つ教えていただいた特徴として、即興が多いそうです。今回はMrs. GREEN APPLEの楽曲「ケセラセラ」を用いて即興演奏の実演をしていただきました。耳なじみのある音楽で実演していただけたのでとても分かりやすかったのと同時に、こんなにも美しくて違和感のない演奏が即興でできるのかととても驚き、感動しました。
演奏が始まると、CMやBGMとして聞いたことのあるような明るく華やかなジャズの数々で、自然と手拍子が起こっていました。体を揺らしたくなるようなリズムはとても聴き心地がよかったです。ただ、すべてが軽快というわけではなく、「スターダスト」のように切なくも美しい曲があったり、ゲストボーカルの方の美しい歌声を乗せた曲があったりと、ジャズのレパートリーの多さに驚きました。あまりジャズに触れたことがない人でも思わず息をのむような演奏で、音楽のプロの凄さを改めて実感することができたと思います。「聖者の行進」では、メンバーの方々が客席の近くまで来て演奏してくださいました。ステージでの演奏でも迫力がありましたが、近くで聴くことによってより臨場感が味わえました。毎回曲が終わるたびに大きい拍手が起こり、生徒一同ずっと楽しく鑑賞させていただきました。
途中で3年生の先輩方がステージに上がり、パーカッションの演奏体験にとても楽しそうに参加していました。演奏の合間には音楽についてのお話や自己紹介、学歴の話など興味深いお話もたくさんうかがうことができて、それも音楽をより楽しむことにつながったと思います。この芸術教室を通して、ジャズの世界に大いに親しみを持つことができました。