工業部より 中学生へ

これからの未来を生み出す、中学生の皆さんへ

「工業ってよくわからない」とか、
「自分に興味のない学校」とか、
「自分は大学進学希望だから進学校に行く」とか、
「男子が行く学校じゃないの?」とか、
「まだ将来のことは考えていない」とか……、
そんなことを考えている中学生こそ読んでください。

なぜなら君たちが、自立した社会人になるために役立つはずだからです。

君がめざすところは、何ですか?

君たちは何をめざして学んでいますか?将来の夢や目標に向かって学んでいますか?
ただ「将来のために」という目標に向けて「勉強」してませんか?
その「将来のために」という目標は、具体的なものですか?

高校は義務教育ではありません。自分の夢を実現するために「学び」に行くところです。
高校で夢や目的をもって学ぶためには、まず具体的な将来の夢や目的、
自分のやりたいこと・好きなことを見つけることが大切です。


「つくる」「できる」を「生きる」につなげる 

若き日の3年間は、年を重ねてからの3年に比べてはるかに重いものです。
3年間かけて身に付ける力は一生ものです。
スポーツを早くから始めた人がスポーツを得意になるように、学習でも芸術でも、
若いうちに身体を動かし、身に付けた技術・技能は一生の大きな財産になります。
「若いうちに流さぬ汗は、老いて涙となる」……先人の言葉です。

「鉄は熱いうちに打て!」とはまさに君たちのような年代の人に当てはまる言葉です。強く折れない日本刀は、何度も何度も打ち鍛えられ、熱い炎の中を何度もかいくぐるからこそ出来上がるのです。「普通」じゃない強さは「普通」じゃない環境でしか生まれません。ある意味厳しい環境でないと生まれません。変化の激しい現代は特に「普通」という枠から飛び出し、より厳しい環境で自分を磨こうとする個性を持った人物が求められる時代です。最初は何か一つ「普通」ではない強みを持つことが大きなきっかけになるはずです。

君はテストで点数を取るためだけに、過去の「知識」を覚えるだけで終わっていませんか?身につけた「知識」は使ってこそ意味があります。「知識」は使うことで活かされ、自分のものとして身に付けることもできるのです。「知識」は新しいものを生み出すためにはたくさん必要です。高山工業高校には何かを「つくり」、「生み出す」場面が豊富にあります。つまり、「知識」を活かし、身に付ける場所がたくさんあるのです。

工業高校などの産業教育を行う学校では、学んだ知識を使う学習活動があります。知識を学ぶことも大切ですが、それを活用して実際に「できる」という力を付けるため、技術や技能を習得する実習を行っています。その知識や技術がなぜ必要なのか?どこでそれを使うのか?実習を通じて理解することで、知識の意味を再確認できます。そして何よりも、「できる」という事実が「自信」を生み出し、未来を切り拓く「生きる力」となります。

ものづくりにより、創造できる技術・技能を身に付け、自分の強みにする学校、それが工業高校です。高山工業高校では、ものづくりを生かした地域連携活動にも積極的に取り組んでいます。また、新しいものをつくりだすために必要な創造力育成や知的財産教育にも力を入れています。そうした学びにより、技術で地域を支え、技術で地域文化をデザインし、技術で地域に貢献できる人へと成長していくことができます。

高山工業高校は人の役に立てる人になれる学校です。実際に多くの卒業生が自信と誇りをもって地域社会を支え、地域社会をより良くするために活躍しています。君たちも、専門性の高い4つの学科で学び、自分の強みを伸ばして地域社会に貢献できる人をめざしてみませんか。

「つくる」「できる」を「生きる」につなげる  ……それが高山工業高校の教育です


高山工業高校の専門学科は4つ。
学科の個性が、君たちの個性と、社会に通用する「生きる力」を引き出します

[機械科] (令和4年度より 【機械工学科】)
機械に関する基礎を学び、各種工作機械を活用したものづくりができる技術者を目指します。
[電気科] (令和4年度より 【電気工学科】)
電気に関する基礎から応用まで幅広く学び、資格取得に挑戦しながら人間性豊かな技術者を目指します。
[建築インテリア科]  (令和4年度より 【建築インテリア工学科】)
1年生では建築、インテリアに共通した基礎を学び、2年生から建築類型とインテリア類型に分かれて、それぞれの専門に関わる技術者を目指します。
[電子機械科]  (令和4年度より 【電子機械工学科】)
機械や電気・電子、情報、制御の基礎を学び、電気で動く機械をつくり、Computer(コンピュータ)でControl(コントロール)できる技術者を目指します。


高校卒業後、自立するために

高山工業高校では、卒業後すぐに就職をする生徒が多くいます。そのため、社会に出て困らないように、基本となる挨拶・礼儀・清掃等を日々の学校生活で実践し、社会人となる準備を在学中から行っています。それが「生きる力」につながっています。

今、将来の進路について「高校に入ってから考えるので、とりあえず普通科へ」とか、
「点数がいいから進学校へ」とか、漠然と考えていませんか?
その先に、自立した自分の姿がはっきりと見えていますか?

夢や目的を明確にして、「どのように学び、どんな力を付けるのか」を考えて
進路を決めることが大切です。

 

 

 


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