作詞 福田夕咲 / 作曲 山下笛朗
一、 | 理想の峰はいや高く 壁なす巌根(いわね)立塞ぎ 雲霧深く閉ざすとも 敢然(かんぜん)としてたゆみなく その頂を極めなむ 金光燦(さん)たる 蜻蛉(せいれい)章を 頭(こうべ)にいただく 斐高の健児 我等の前途は 希望に充てり 颯爽(さっそう)として いざいざ行かん |
二、 | 学びの森はいと深く 荊棘途(けいきょくみち)を 遮(さえぎ)りて 豺狼(さいろう)前を阻むとも 泰然としてためらわず その奥底をさぐらまし 金光燦(さん)たる 蜻蛉(せいれい)章を 頭(こうべ)にいただく 斐高の健児 我等の前途は 希望に充てり 颯爽(さっそう)として いざいざ行かん |
【斐高行進曲】
本校創立50周年(1936年)の記念として作曲されました。作詞の福田夕咲氏は早稲田大学を卒業後、読売新聞社にて、文芸欄を担当し、山村暮鳥らと共に自由詩社を結成。北原白秋らと交友を結び、雑誌「自然と印象」に作品を発表しつづけました。家庭の事情にて、帰省。その後も文芸活動を続けました。作曲の山下笛朗氏は、本校の音楽教師で、飛騨地区の西洋音楽、学校音楽教育の草分け的人物。