作詞/作曲 河内敏明
友よ試みに合崎橋畔に立ちて母校斐高を顧みよ、 さするとき君はそこに三年の渾々として尽きざる思い出の泉を見出し、 若き日の魂の故郷巴城に限りなき別離の情を覚えるであろう。 いざ共に歌わんかな、巴城別離の歌を Eins. Zwei. Drei. |
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一、 | 巴城ヶ丘にのぼりえて 春秋ここに三星霜 雄壮清きアルプスの 峰を仰ぎつ去る雲に 思い托して我はゆく |
二、 | 春は山辺の逍遥に 散る葉の秋に思い寄せ 雪の芝生に若き日の 希望語りつ去る君と 共に誓いて我はゆく |
【巴城ヶ丘別離の歌】
卒業式の後に行われる「白線流し」の時に、学校前を流れる大八賀川の校舎対岸の岸辺にて卒業生が歌います。昭和17年ころからこの歌は歌われるようになりました。作詞作曲とも斐太中学校時代の第57回卒業生の河内敏明氏によるもの。当時は第二次世界大戦の末期であり,戦地に赴く同窓生に向けての気持ちを歌ったといわれます。