平成30年度
第1回 山高MIRAI(未来)プロジェクト 議事要旨
日 時 平成31年2月20日(火) 13:20~15:30
場 所 山県高等学校 校長室 (成果報告会;多目的ルーム)
出席者(敬称略、順不同)
恩田 佳幸 岐阜県議会議員
宇野 邦朗 山県市副市長
石 神 真 山県市議会議長
大野 良輔 山県市教育委員
宇 野 睦 山県市商工会長
水谷 直義 ミズタニバルブ工業(株)代表取締役
藤井 里樹 岐阜アグリフーズ(株)代表取締役社長
久保田裕司 山県市企画財政課長
長野 健一 山県市まちづくり企業支援課長
鬼頭 立城 山県市教育委員会学校教育課長
武藤 好伸 山県市立美山中学校長
吉田 安孝 山県高等学校同窓会長
廣田 直子 山県高等学校PTA会長
高橋 宗彦 岐阜県教育委員会教育総務課教育主管
伊 藤 崇 山県高等学校長
浅野 和道 山県高等学校教頭
参 観
企業実習(デュアルシステム)成果報告会の、前半の発表を参観
議事概要
1 平成30年度の事業報告と会計中間決算報告
○山県市から支援をいただいて実施した内容の説明
- 3名の有識者の方と単位制のカリキュラムに係る懇談を行い、類型で目指す生徒像や選択する教科について示唆をいただいた。
- 昨年度購入の介護ベッドを活用し、外部講師を招いた介護福祉実習(6~7月)を実施した。今年度、1月に追加購入し最新の機種が2台となった。介護施設での状況に近い体験ができ、次年度の実習が、一層充実したものになると期待している。また、平成32年度から始まる単位制の福祉類型での選択授業にも使用していく。
- 昨年度購入分のウィンドウズタブレットPC 10台を利用して、調べ学習などを実施している。今年度新たに8台を追加購入し、より充実したグループ学習が展開できるようになった。企業実習(デュアルシステム)の実習記録作成に使用し、実習生徒が個々に作成した企業実習の成果を、プレゼン形式で発表した。
○県の活性化事業を受けての実施内容を説明
- 費用のない事業→ホームページは、新規の記事掲載約130本(昨年度は年間で220本)と担当者の負担軽減を考慮し、若干減らすことにした。閲覧者数は1日平均70~80件と昨年度とほぼ同じとなった。近隣中学校の進路説明会に中学校OBの本校3年生が参加し体験を報告した。中学校に設置の山高広報ボードの貼り替えと、それに加えて公共施設や小学校への掲示を依頼した。運動部活動の中学生との合同練習、吹奏楽部の依頼演奏も引き続き実施した。
- 費用のある事業→本校1年生に対して、地元企業人を招いた社会人講話を実施した。広報用の「山高クリアファイル」を作成し、進路説明会の際に中学3年生徒や保護者に配布した。
→以上承認
○平成30年度中間決算について報告
- 利息の入金が先日であったため、最終決算はまだである。すべての支払いが終了後に会計監査を依頼し、その結果を報告する予定である。
2 学校の現状と平成31年度への取り組みについて
- 学校紹介のリーフレットを新規に作成し、類型別の時間割の例やMIRAI(未来)プロジェクトについても紹介している。このデザインで次年度も作成予定である。
- 平成31年度入学生は、1年生で共通科目を履修し2年生から類型を選択する。1年生で体験型のオリエンテーションを4回実施し、10~20名程度の選択を想定している。
- 工業類型は、学校設定科目として2年生で企業実習、3年生でものづくり講座を実施する予定であるが、製造業の企業や、校外実習施設の協力が得られるかが課題となっている。企業へは、行政から協力依頼をしてもらうことが望ましいという提案があった。今後、実習先とは連携協定の締結を進めて行く予定である。専門科の教員配置は難しい状況となっている。
- 福祉類型は、科目や内容は広げて行くが、すでに実施している実習や訪問を継続していく。専門科教員の増員を要望している。
- 商業類型は、専門科の教員がいるので、現状を踏襲していく。
3 意見交流
- 普通科でありながら地域に貢献する高校として、ものづくり類型はよく考えられている。苦労の後がわかる。地域にも見えるような具体策が必要だと考える。
- 成果報告会の発表は、最初心配したが思ったより聞いていた。全体の前で発表する機会は多い方が良い。「広報やまがた」への記事の掲載は、積極的に利用してもらってよい。山県高校のバス停に屋根囲いの設置を計画し、予算依頼をしてある。広報用の掲示機能を持たせたものとなるので活用してほしい。
- 進路説明会に3名の山県高校生が参加した。立派に成長した姿に感謝している。地域に唯一の高校として、工業や福祉を選択できることに喜んでいる。高校と中学校との交流を積極的に進めたい。
- 美山小学校・美山中学校を、山県市としても連携の推進校として位置付けたいと考えている。報告会は内容が良いと聞いてくれるものになる。一人一人の頑張りが全体を変えて行くことになる。
- 特色を出すなら、介護の免許が取れるカリキュラムなどのシステム作りを考慮して進めて行ってほしい。
- 座学より実学には取り組めるというのは、ある意味当然の反応ともいえる。本当なら1年生から特徴づけができると良い。
- 存続のためにこの会を立ち上げたと思うが、60%が就職している現状から職業訓練校という位置づけも重要となる。そして地元に就職してくれたらよい。
- 企業側からすれば技術だけを教えるのではなく、社員教育的な面から指導の過程を作り、一社員として1年間の仕事を通して成長を促したいと考える。
- 企業実習を選択した生徒の保護者へ、感想を求めて教えてほしい。
- 山県高校の屋上看板は、補修して残すことにした。
- ・より多くの関係者に、山県高校のできた経緯を深く理解してもらうことも大切だと考える