平成30年度 第1回 山高MIRAI(未来)プロジェクト兼活性化協議会 議事要旨

平成30年度
第1回 山高MIRAI(未来)プロジェクト 議事要旨

日 時 平成30年7月3日(火) 15:00~16:30
場 所 山県高等学校 ゼミナール室

出席者(敬称略、順不同)

(委員)
恩田 佳幸  岐阜県議会議員
宇野 邦朗  山県市副市長
石 神  真  山県市議会議長
伊藤 正夫  山県市教育長
大野 良輔  山県市教育委員
宇 野  睦  山県市商工会長
藤井 里樹  岐阜アグリフーズ(株)代表取締役社長
久保田裕司  山県市企画財政課長
長野 健一  山県市まちづくり企業支援課長
鬼頭 立城  山県市教育委員会学校教育課長
青木由美子  山県市PTA連合会会長
武藤 好伸  山県市立美山中学校長
廣田 直子  山県高等学校PTA会長

(高校側)
伊 藤  崇  校長
浅野 和道  教頭
愛敬 隆施  企業実習部長

(県教育委員会)
高橋 宗彦  教育総務課教育主管

議事概要
1 学校の現状と平成29年度の取組について

  • 平成28年度入学生から、160名募集に対してH28・140名、H29・125名、H30・135名と定員を満たしていない。入学生の出身中学校を地区別でみると、H21頃から山県市内の割合が30%弱に減少し、岐阜市や関市からの割合が増えている。山県市の人口も減少し続け、結果、中学生も減少していくことになる。
  • 登校時バスの増便により、交通アクセスは良くなった。
  • 卒業生はおよそ60%が就職し、製造業はその6割、就職地域は、岐阜市、関市、山県市の順で多い。道路が整備され、自動車の運転免許があれば、通勤に支障はなくなったことにもよる。
  • デュアルシステム(企業実習)では、14名が実習中である。
  • 次年度から単位制普通科となり、次年度入学生が2年生になる平成32年度から類型を選択し、多様な学びができる学校となる。

○山県市教育委員会より

  • MIRAI(未来)プロジェクトのビジョン作りに向け、MIRAI(未来)アドバイザーを委嘱した。校長のビジョンに基づき、職員が一体となることで活性化は実現する。ビジョンなしにその計画はできない。工業類型の魅力発信のためのパンフレットを作成する。1年生の間に、中学校とは違うやり方で、例えば、総合的な学習の時間を、類型選択に絡めた授業を展開することが望まれる。保護者に、地元企業を知ってもらう内容も考える。

 

2 今後の活性化の実施計画について

(1)事業計画(案)と予算(案)

  • MIRAI(未来)プロジェクトの予算で、タブレットの追加購入と、プロジェクターの購入を計画している。ICTを活用した授業を展開したい。
  • 県の事業として、生徒のコミュニケーション能力の向上に資するため演劇ワークショップを3回の予定で計画し、すでに2回実施した。
  • コミュニティースクールについての情報収集のために、県内外の中学校や高校へ視察を予定している。

(2)意見交流

  • 平成31年度の学校案内のパンフレットは、山県高校の変化が伝わらない。よりアピール性のあるものに変更してもらいたい。

    → 山県高校の課題については理解している。外に向けてどのように発信していくかが重要である。高校見学会が7月末に控えている。訴求力のあるパンフレットを作るため、改訂版を検討中である。

  • 受験生を増やすために、学校として今までにどんな努力をしてきたのか。

    → 校長をはじめとして、教員が近隣の中学校に説明にまわっている。合同練習や合同演奏など、部活動の交流も盛んに実施している。

  • 地元の子どもを育てるため、部活動顧問に力のある顧問を配置して欲しい。

    → 特徴的な部活動を何とか活性化させたいが、生徒の資質も変化してきている。

  • デュアルシステムについては、現在、普通科2年生14名が実習中である。概ね評判はよい。来年度の希望者は10名前後で、昨年度募集時の約半分である。
  • 最近は、中学生が高校を選びきれていない。中学生個々の多様な希望に沿うような仕組みを作りたいが、ハード面の制約の中で、何ができるかを考えたい。
  • 単位制は、地元の企業などにどのように発信できるのか。
  • デュアルシステムは工業類型の核になるのではないかと期待する。
  • 単位制で、生徒の希望が多方面にわたる場合、教員の配置などはどうなるのか。

    → 単位制の多様な選択に対応するため、教員数は若干増えるものと思われる。

  • 生徒が自信をもてるよう、発表や活動できる仕組みを作ることが大切である。地元のイベントなどにそういった場を作ってはどうか。

    → 次年度のデュアルシステムの希望者が、あまりいない現状である。また、就職先をなかなか決められない生徒が増えてきている。地域貢献に、現在かなりの生徒が協力している。工業類型については運用が難しい。人と物がない中で始まろうとしているが、外部の施設での実習を単位としていくことも検討中である。

  • デュアルシステムについて、中学生や保護者にもっと伝えてほしい。
  • 地元の子を地域の企業に採用したい。生徒の自主性を育ててほしい。自分が興味をもった仕事を、デュアルシステムで実際に体験することで知ってもらいたい。探求心や向上心をもつためにも、コミュニケーション能力は不可欠である。生徒同士や先生との会話が、生徒には必要だと思う。
  • 定員を満たしていないが、よい生徒はたくさんいる。学力が十分でない生徒も少なくはないが、生徒が楽しく登校できる環境を、頑張って作っていきたい。

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