教育方針及び指導の重点
伝 統 訓 「士 魂 商 才」
1 学校方針・教育目標
(1)学校方針
品位と活力ある学校づくり
120年を超える歴史と伝統を継承し、伝統訓「士魂商才」
を基調とした「品位」と「活力」ある校風の形成に努めると
ともに、人間としての在り方生き方の指導を推進する。
(2)教育目標
ア 知・徳・体の調和のとれた豊かな心と健やかな身体の育成
イ 地域、家庭、学校の連携協力による明るく、活力ある、
地域社会人の育成
2 教育の重点
(1)自ら学ぶ意欲・態度の育成
基礎的、基本的な知識・技能を身に付けさせるとともに、
思考力・判断力・表現力や自ら学ぶ意欲、態度を育成し、学
習習慣の定着を図るなかで、生涯にわたって学ぶ態度を身に
付けさせる。
(2)命を大切にする心や倫理観・規範意識の育成
自らの行動に責任をもち、主体的に判断し、行動できる態
度を育成する。
(3)生徒一人一人の社会的・職業的自立に向けたキャリア教育
の充実
教科指導やホームルーム活動等でキャリア教育を推進し体
験学習等を通して、望ましい勤労観、職業観を生徒自ら形成
し、産業人として社会貢献できる人材の育成に努める。
(4)豊かな心の育成
ホームルームや生徒会等の活動を通してボランティア活動
に積極的に参加し、帰属意識を高めるとともに奉仕の精神を
醸成する。
(5)健康・安全教育の推進
生命の大切さを理解し、健康の増進に努めるとともに、安
全に対する知識・態度を育み、非常変災等に適切に対応でき
る能力の育成に努める。
(6)「挑戦する力」、「活かす力」、「生きる力」の育成
一人一人の生徒が目を輝かせ、目標に向けて精一杯努力す
る「活力ある学校」を目指すとともに、専門高校生地域連携
推進事業などを通して地域や家庭と密接に連携し、地域社会人
の育成に努める。
3 指導の重点
(1)教科指導の重点
ア 基礎的・基本的な学力を確実に習得させるとともに、思
考力・判断力・表現力を育成し、生徒一人一人の個性を伸
ばす指導に努め、「確かな学力」と「生きる力」を身に付
けさせる。
イ 各学科・学年・教科毎の明確な学習到達目標を設定して、
指導内容の重点化と教材の精選を図る。
ウ ICT機器等を活用して生徒を引きつける魅力ある授業、
分かる授業の実践に取り組み、生徒の興味・関心を喚起し、
学ぶことの楽しさや成就感・達成感を体験できる指導方法の
研究に努める。
(2)生徒指導の重点
ア 社会の一員としての自覚を深め、自らの行動に責任をも
ち、主体的に判断し、行動することができる態度や、自己
を生かす能力を育てる。
イ 信頼と愛情を基盤とした教師と生徒との望ましい人間関
係のもとに、一人一人を深く理解し、積極的な教育相談を
推進するとともに、家庭・中学校・関係諸機関・地域社会
との連携を密にし、問題行動の早期発見、早期指導に努め
る。
エ 優しさの中に厳しさをもち、全教職員の共通理解と協力
により、あらゆる機会をとらえて倫理観、責任感、協調性、
礼儀、規律等を体得できるよう指導に努める。特に、いじ
め、暴力行為、薬物乱用等には危機意識をもって全校体制
で指導する。
(3)進路指導の重点
ア 生徒一人一人が早い時期から将来に関する明確な目標を
持つことで、自己の進路実現について主体的に考え、個性、
興味・関心等に合った進路選択ができるよう、3年間を見
据えた計画的・継続的な指導に努める。
イ 「実現可能な進路」よりも「実現したい進路」を達成す
るために必要な高い学力、専門 的な知識・技能を身に付
けることにより、一人一人の可能性を伸ばす。また、それ
ぞれの個に応じた助言を行い、自信をもって高い進路目標
に向かって取り組むことができるよう指導する。
(4)特別活動の重点
ア 「生徒会活動」「部活動」「ホームルーム活動」「学校行事」での集団生活を通じて、心身の伸長を図るとともに、「ボランティア」「地域連携」を通じて社会性や思いやりの心を育み、よりよい人間関係を築いていける実践的能力を育てる。
イ 学習と部活動の両立を図り、日々の活動を通して努力する態度と実践力の育成に努め、県大会優勝、東海大会・全国大会入賞を目指し、豊かな人間性の育成と人格の形成に努める。
(5)健康・安全教育の重点
ア 生命の大切さを理解し、健全な食生活の習慣化と適切な
運動により、健康の増進に努めるとともに、心身の自己管
理能力の育成に努める。
イ 日常生活全般にわたって安全に対する知識や態度を育み
事故の未然防止に努めるとともに、災害等の危険・危機の
状況を的確に判断し、冷静に対応できる能力の育成に努め
る。