10月31日(火)放課後、ボルネオ保全トラスト・ジャパン事務局長の青木崇史先生をお招きし、「ボルネオの環境問題と私たちの生活について」ご講義をいただきました。ボルネオに生息する多種多様な生物の紹介に始まり、熱帯雨林の豊かな森がアブラヤシのプランテーションに変化していった経緯や、その変化に私たちの生活がどのように関わっていたのかについてお話しいただきました。後半はワークショップを行いました。ボルネオでのパーム油開発を進める商社の若者の立場で、提携先の農園で起きているトラブル(プランテーション開発を進めたい農園のオーナーと、エコツーリズムで環境を守りながら持続可能な経済活動を行いたい村人の対立)に対して、どのような解決策を伝えるかをグループ内で議論しました。一人の若者の意見だけでなく、様々な立場から考える必要があることを知り、簡単に答えは見つからない課題に直面した取り組みとなりました。
この講座は、3月に予定しているマレーシア・ボルネオ研修の参加者に対する事前学習会も兼ねて行いました。