11月29日(水)、京都大学犬山キャンパスにて、半谷吾郎先生(京都大学生態学研究センター准教授)より「ボルネオ島の一斉開花結実と大型動物」についてご講義いただきました。ボルネオには一斉開花・結実という現象が1~5年ごとにあり、果実食の霊長類がどのように餌資源を変化させているのか、また、結実地域と動物の行動範囲との関係性などについてお話しいただきました。講演の最後にはボルネオ島におけるアブラヤシプランテーション問題もお話しいただき、生態系保全の重要性を改めて感じることができました。会の後半は、カナダ人とフランス人の研究者から、英語でご自身の研究内容を紹介していただきました。英語の専門用語に苦戦する様子も見られましたが、3月に予定しているマレーシア・ボルネオ研修の参加者にとっては、現地研修を前に大変有意義な研修となりました。