沖縄大学地域研究所客員教授の山田文雄先生をお招きして、野生生物の保護について講義をいただきました。山田先生は「ウサギ博士」として、ウサギの特徴を人との関わりに合わせて話されました。また、琉球諸島の世界自然遺産への登録に関わられた経験から、登録地域の選定に、人の生活圏や近隣諸国との意見のすりあわせなどが必要だったことや、登録後の観光や森林管理などと自然保護との両立など多くの問題点を指摘いただきました。
この講座は、3月に予定しているマレーシア・ボルネオ研修の参加者に対する事前学習会も兼ねて行いました。ジャワ島やインドシナ半島の固有のウサギや森林生態系の保全の紹介など、参加者各々の研修課題の設定に参考となるようなきっかけを与えていただきました。