国際交流体験プログラム(11/8)

11/8(火)の5限目に1年次生を対象として名古屋大学大学院経済学研究科教授の隠岐さや香氏をお迎えして講演会を開催し、放課後には座談会も実施しました。

「文系/理系の成り立ち―学問に『二つの文化』はあるのか?」と題して、文系と理系が分化していく歴史をはじめとして、文系と理系における知識のあり方の違い、事実をめぐる視点の違いなどをお話いただきました。1年次生の文理選択・科目登録が迫る時期であったため、自分自身が「何に興味を持っているか」を問い直し、進路選択について改めて深く考える貴重な機会となりました。

最先端科学体験プログラム 「固体でも液体でも気体でもない状態 超臨界流体」(11/6)

11月6日(水)に超臨界技術センター株式会社から、研究員の藤井景子氏をお招きし、超臨界流体の概論と、超臨界流体の利用についてお話しいただきました。

日常の生活の中で観察される物質の三態とは異なる超臨界流体は、全く新しい性質を持っており、その応用は最新の技術として普及しつつあり、また応用の幅は広いとのことでした。今回は、現在取り組んでいるドリップコーヒーの品質改良を例にご説明いただきました。

新しい技術を開拓することは達成感があり充実した研究生活ですが、一方では新しいことを始める上での苦労もあり、工場建設における許認可の申請や、製品として買っていただくための技術の追求などについてもお話しいただきました。

後半の実習では、カフェインの検出実験と、カフェインの入った普通のコーヒーと、カフェインを除いたコーヒーの飲み比べをしました。講座修了後も、多くの生徒の質問に丁寧にお答えいただきました。