最先端科学体験プログラム「分子が世界の食糧危機を救う」(6/11)

名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)の研究者をお招きし、分子研究の最前線について講義を受けました。講演では、拠点長である伊丹健一郎教授から、新しい分子を合成することの楽しさをお話しいただきました。新しく合成された分子には、アフリカで穀物生産に年間1兆円を超す被害を与えている寄生植物「ストライガ」の駆除に効果が期待され、実証実験が始まったことなどを紹介されました。研究者を目指す生徒に「Be Unique Go Crazy」とのメッセージを頂きました。

後半の実験では、佐藤綾人特任准教授の指導の下、pH指示薬のフェノールフタレインと、蛍光ペンのインクの成分でもあるフルオレセインの合成実験を体験しました。どちらの物質も簡単に合成でき、指示薬として赤変する様子や、UVライトで蛍光する様子に多くの歓声が上がりました。実験後は、蛍光物質の利用や蛍光の仕組みについて教えていただきました。

職業・学問体験プログラム「地域医療の現状を知ろう」(5/31)

5月31日(金)放課後に、岐阜市民病院より副院長の杉山保幸氏はじめ、研修医、薬剤師、臨床検査技師、看護師の方々をお招きし、地域医療をテーマとしてご講演をいただきました。今年で5回目となる本講演会では、地域医療に従事する専門職の立場から、医療現場での各専門職の役割や、専門性が高まったことによるチーム医療の大切さなどをお話いただきました。全体会の後には各職種に分かれて分科会を行い、より詳しくお話しいただきました。