公益財団法人かずさDNA研究所(千葉県木更津市)とオンラインでつなぎ、本校PC室にてバイオインフォマティックス(生命情報科学)実習を実施しました。
参加した生徒24名はそれぞれ一台のパソコンを使い、インターネットにつないで、世界の研究機関が蓄積してきた生命科学データと解析ツールを駆使し、以下の5つの解析を行いました。
①ゲノムをダウンロードする ②ゲノムから遺伝子を探す
③コロナウイルスの変異を追う ④配列のよく似たタンパク質を探す
⑤アミノ酸を比較して進化を考える
ウイルスがもつ全遺伝情報(ゲノム)を初めて自分の目で見ましたが、そのサイズの大きさに驚き、コンピューターを駆使して解析する意義を確認することができました。ヒトの遺伝子に類似した遺伝子が別の動物や植物にも存在することが一瞬で解析されて表示されたり、また、世界における新型コロナウイルスの流行が変異株の進化とともに時系列で追跡できることを学び、遺伝情報というビッグデーターの活用の広がりを知ることもできました。
なお、この実習はかずさDNA研究所の平岡桐子氏、および長瀬隆弘氏のご指導のもと、実施いたしました。