8月8日(木)、岐阜大学糖鎖生命コア研究所において、1~3年次生10名を対象に、最先端科学体験プログラム「糖鎖生物学入門」を実施しました。
最初に、「糖鎖の冒険世界へようこそ」と題し、システム糖鎖生物学研究室の藤田盛久教授に糖鎖の種類や生体内での役割、また最新の研究内容についてご講義いただきました。実習では、レクチンを使った細胞表面の糖鎖をFACS(フローサイトメトリー)を使って解析し、その結果から5種類の糖鎖遺伝子ノックアウト細胞を同定する作業に挑戦しました。最後に、施設見学をさせていただき、全照射顕微鏡、検体処理の自動化装置(ロボットアーム)、質量分析装置や糖鎖化学合成のための装置などを見せていただきました。
核酸、タンパク質に続く第3の生命鎖とされる糖鎖について、糖鎖研究者の先生方から直接指導を仰ぐことで、生徒の知的好奇心が大きく刺激される時間となりました。