自然科学部化学班 第66回日本学生科学賞で高校化学部門入選1等に選ばれました(12/18,24)

自然科学部化学班は、岐阜県児童生徒科学作品展に出品した研究が最優秀賞となり、県からの推薦により第66回日本学生科学賞に出場しました。全国の中学・高校から約67000件の応募があり、各県で選ばれた357件の研究が日本学生科学賞に挑戦しました。化学班では、数年にわたり高吸水性樹脂の吸水の仕組みについての研究をしています。今回は吸水の仕組みを解明し、その仕組みを応用した水の硬度の測定法と、固体としての回収が難しい水溶液中のアルカリ金属イオンの回収方法を提案する発表をしました。この研究に対し、物理や生物などの自然科学7部門のうち化学部門で特に優秀と認められ、40件に絞って12月18日にオンラインで行われた最終審査まで進みました。
12月24日に日本科学未来館(東京)で行われた表彰式では、惜しくも1位相当の賞には選ばれませんでしたが、2位に相当する「入選1等」を頂きました。受賞理由として、過去の先輩が残した知見を上手く応用し、活用の幅を広げる提案をしたことが高く評価されました。まだ未解明な部分もある研究のため、今後も実験を積み重ね応用法を追求していきます。