本校卒業生でUNHCR(国連高等難民弁務官事務所)職員の橋本貴子様を講師にお迎えして講演会を実施しました。このプログラムはアメリカ研修の事前研修を兼ねており、生徒約60名(うち研修参加者40名)と保護者約10名が参加しました。
世界各地で紛争が起こり、国を追われ難民になる人々が後を絶ちません。複雑な事情が絡み、解決の糸口すら見いだせないような状況の中でも、橋本様を始めとするUNHCRの職員の方々は、決して諦めることなく一つ一つの課題をクリアしていきます。前半は一部英語も使いながら国連の組織と活動についてお話しいただきました。
後半はご自身のキャリア形成について語っていただきました。中学生の頃から海外で働きたいという希望を持っていた橋本様は、高校在学中に1年間の海外留学を果たします。その後は紆余曲折を経て、遂にはUNHCR職員となり夢をかなえます。しかし、国連は実力主義・成果主義が徹底しており、夢がかなった後も緊張感を持って仕事に取り組む日々が続きます。
夢の実現に向けて挑戦し続ける橋本様の言葉は聴く者の胸を打ちました。生徒たちにとって自らのキャリア形成を見つめ直すよいきっかけとなりました。