生物科独自企画 体験プログラム 「クローン動物胚の作製」を行いました(9/29)

9月29日(月)、岐阜大学 高等研究院 生体医工学研究室の全面協力で、クローン動物胚の作製を実施しました。

最初に、高須正規准教授より「実験医学としての獣医学 チームで未来をつくるサイエンス」と題して、なぜブタを研究対象にしているのか、何を目的としているのかなど研究室全体の壮大な目標を語っていただきました。

実習は杷野一輝研究員を中心に、研究室全体で実習や見学の案内をしていただきました。

まずブタ卵巣から卵細胞を注射器で採取し、それを顕微鏡をのぞきながら先の細い自分で作成したパスツールピペットで汚れを取り除きながら選卵・洗卵します。次に、最先端のマニュピレーターを使って、卵に穴をあけて除核をし、代わりの体細胞核を挿入しました。その後の流れは時間がかかるため、動画で説明をいただき、クローン動物の作製手順を教えていただきました。

研究室で飼育している実験動物のマウスや動物病院の中も見学させていただきました。

1、2年生にはまだ習ったことのない高度な内容だったため、難しく感じる部分もありましたが、3年生の生物選択者には、学習した内容がまさに目の前にあるため、目を輝かせながら非常に楽しんで実習に取り組んでいました。多くの生徒にとって、進学先の将来像を思い浮かべる良い経験となりました。