【デジタル人材育成プログラム】TOKYO Tech Campを実施しました(8/6,7,8)

TOKYO Tech Campは、最先端の技術や経営、行政に関する知見を深めるための研修プログラムです。様々な分野の専門家や組織の協力の下、情報分野への進学・就職を希望する参加者(1年次生2名、2年次生22名)の視野を広げることを目的として実施しました。

研修1:IGPI(経営共創基盤)

ハンズオン型コンサルティングによる産学連携とアントレプレナーシップ育成に関する知見が共有されました。事前課題として提示された、Deep Techスタートアップの育成、研究と経営のバランス、産学連携における課題などについて議論が行われました。また、研究成果の社会実装率向上や大学の知的資産の活用方法、アントレプレナーシップ教育の意義についても意見が交わされました。

 

研修2:東京大学大学院工学系研究科(坂田研究室:浅谷特任准教授)

浅谷特任准教授の指導のもと、計算社会科学とデータサイエンスの観点から社会ネットワークの特性についてPythonを用いて可視化していく過程を、実践を通して学びました。最新の研究と技術イノベーションについてアカデミックな視点から技術開発の可能性と課題について考察する機会となりました。

 

研修3:AIエンジニア 講演

AI技術の第一人者である安野貴博氏より、AI時代において「理解と成果のデカップリング」が進む中、重要となる3つのスキル(①不確実性への対応力②ゴールを見つける力③コミュニケーション能力)について解説がありました。特に若い世代に向けて、「ポストAI時代はまだ誰も完全には理解していない」という前提のもと、自分で考え、価値あると信じることに挑戦する重要性を強調されました。「既存のキャリアパスにとらわれず、目標達成への最短距離を見出し行動することが大切」というメッセージは、生徒に大きな刺激を与えました。

 

研修4:JR東日本「Beyond Stations構想」

JR東日本の「Beyond Stations構想」についての研修では、新宿駅構内を社員の方に案内いただき、単なる交通拠点から地域の価値創造の中心へと変革する取り組みについて学びました。未来の交通インフラと都市開発の統合的なビジョンに触れることができました。

 

研修5:GovTech東京

GovTech東京では、テクノロジーを活用した行政サービスの革新について学びました。デジタル技術によって行政の効率化と市民サービスの向上を図る取り組みは、これからの社会に欠かせない視点です。働くエンジニアの方々から具体的なDX化の取り組み事例やその効果、開発において重視していることやキャリアパスなどを伺うことができました。

 

研修6:Google合同会社

Google合同会社での研修では、イノベーションを生み出す組織の在り方や社員を大切にするオフィスの環境づくりを中心に、世界をリードするテクノロジー企業の最新の取り組みや企業文化について学びました。

 

研修7:デジタル庁

デジタル庁での研修では、日本のデジタル化推進における国家戦略と具体的な取り組みについて学びました。行政のデジタルトランスフォーメーションの最前線に触れ、これからの日本社会のデジタル化の方向性について理解を深めました。

TOKYO Tech Campを通じて、多様な分野の最新動向と知見を得ることができました。今後も継続的な学習と交流を通じて、技術と社会の架け橋となる人材の育成を目指していきます。