自然科学部化学班 第68回日本学生科学賞で高校化学部門入選2等に選ばれました

自然科学部化学班は、岐阜県児童生徒科学作品展に出品した研究が最優秀賞となり、県からの推薦により第68回日本学生科学賞に出場しました。全国の中学・高校から約74000件の応募があり、各県で選ばれた優秀研究が日本学生科学賞に挑戦しました。

化学班では、数年にわたり高吸水性樹脂の吸水の仕組みについての研究をしています。今回は吸水の仕組みを利用し、高吸水性樹脂製の吸水ボールの幼児による誤飲事故に対し、従来の膨潤した吸水ボールによる腸閉塞を開腹手術により除去する治療から、サプリメント等の摂取により吸水ボールを収縮させ排泄を促す提案を発表をしました。

この研究に対し、物理や生物などの自然科学7部門のうち化学部門で上位5位に相当する「入選2等」を頂きました。受賞理由として、過去の先輩が残した知見を上手く応用し、明確な目的意識を持って実験し、結果から有用性を考察したことが高く評価されました。実用には課題の残る研究のため、今後も実験を重ね実用をめざしていきます。