国際交流体験プログラム「一財務官僚の見た国際金融の世界」を実施しました(12/13)

世界銀行―名前は聞いたことがあるものの、どのような人たちがどのように働いているのか、その実態は知らないというのが正直なところでした。今回は、財務省から世界銀行に出向しておられる上村晃嗣氏を講師にお迎えし、世界銀行という組織の内部や、世界経済に果たす役割について、また、上村さんの日々の業務と今日に至るキャリア形成の過程などについてお話しいただきました。

世界銀行=銀行×コンサル。一般の銀行ではお金を貸し渋るような開発途上国にお金を貸し、しかも単にお金を貸すだけでなく、その使い道を一緒に考えるという点に特徴がある。内部は総裁、理事会、現場で働く役員・スタッフと大きく三つに分かれるなど、これまで聞いたことのない話ばかりで参加者は目を輝かせていました。

世界銀行全体で200人以上の日本人スタッフが働いていると知ったときには大いに驚きましたが、日本の出資比率からすれば、もっと多くの日本人がいてもいいと聞き、活躍の余地が十分あるようにも思いました。将来、金融の世界で活躍したいと思う生徒にとっても、途上国開発・国際舞台で活躍したいと思う生徒にとっても、大いに刺激を受けるお話でした。