「奄美大島・屋久島自然科学探究研修」の事前研修として、1・2年次生22名が参加しました。
岐阜県水産研究所では、実際に所内の施設を見て回りながら説明を受けました。イタセンパラやウシモツゴなど、岐阜県を主な生息地とする希少生物が、生育段階によっていくつもの水槽に分かれて飼育されていました。職員の方の「将来、自然の川に戻すために、敢えて人に慣れ過ぎないように飼育している」という言葉には、希少種の保護活動の難しさが表れていました。アクアトト・ぎふでは、河川の環境汚染の実態について様々なデータを元に説明していただきました。その後水族館を見て回り、ヤマトサンショウウオやアカハライモリなど本校でも飼育されている水生生物を見学しました。
今回の見学を通して、奄美大島や屋久島などでも行われている固有種の保護活動が、日々の地道な努力の積み重ねの上に成立していることを学びました。