政府税制調査会会長の中里実様から、「どうして財政をこころざしたか」というタイトルでご講演をいただきました。
講演では、中里様の経歴の中から、中学時代に書いた税の作文を通して租税や金融に興味を持ったこと、高校時代にアメリカに留学した経験や様々な友人と出会ったこと等を紹介され、偶然の出会いによってその後の人生が変わっていくという「経路依存性」についてお話しいただきました。
また、職業人として必要なものとして、数学・物理学の論理的思考、考えをまとめて誰かに伝える力、外国語の重要性、いい友人に出会うことの大切さ等を挙げていただきました。特に外国語を学ぶことは、参照できる資料やデータが幅広くなり、何を考えるのにも何かを決断するのにも重要であることを教えていただきました。
生徒たちは中里様の気さくなお話に引き込まれ興味津々な様子で講演を拝聴していました。講演後の質疑の時間には「留学経験がどう生かされているか」「受験に向けた勉強とそれ以外の勉強のバランスはどうとったらよいか」等たくさんの質問も出て、有意義な講演会となりました。