職業学問体験プログラムとして、講師に株式会社林原の藤井健太氏をお迎えし、『トレハロース~その魅力と可能性~』という演題で講義と実習を行いました。
近年注目を集めているトレハロースはきのこや、パンなどの酵母を使った発酵食品など、日ごろ口にしている食品にも含まれている糖質です。砂糖との違いに目を向けながらその製法や特性について大変分かりやすい説明をしていただきました。そのあと、4人のグループに分かれて(全8グループ)、トレハロースの特性を学ぶために、調理実習を行いました。具体的には、スポンジカップケーキの上にのせるオレンジフォンダンをトレハロースを材料に作って、砂糖のフォンダンと比較してみました。
人生100年ともいわれる時代に突入しようとしている今、私たちの体を作っている食に目を向けることは、これまで以上に大切なことです。酵素反応によって作られたトレハロースが、今後の我々の生活にもたらす可能性についてなど、これまでは知らなかった新しい視点からものを見ることができました。