1年生FST【キャリアワーク】

1年生は各教室でキャリアワークに取り組みました。早いもので、もう夏休み前最後のFSTの時間になりました。

今回は自分にはどんなことができるのか?(自分が持っている力は何か)という簡単な検査をしました。

A リーダーシップがある

B 自分の考えを的確に伝える力がある

C きちんと悩む力がある

D 話を聞く力がある

E 思いやりがある

各項目に5つ質問があり、チェックが多い項目が自分が持っている力ということです。

また、そのあとに、A~Eのどの力を伸ばしたいか、どのようにしたら伸びていくのか、を考えました。

そして、クラスのみんなの前で発表しました。

入学して3ヶ月が過ぎました。初めはぎこちなかった人間関係も、日々の授業や学校行事を通して深まってきたところです。

テストもあっという間に2回終わってしまいました。自分ができること苦手なことがだんたんとはっきりしてきたように思います。

また、今日とても嬉しかったことは、高校生活で自分が力を伸ばすために必要なことをひとりひとりが考えて、クラスメイトに向けて決意として伝えることができたことです。

人前で話すことが苦手な生徒もいますが、クラスのみんなに聞こえる声で話すことができました。

そして、話を聞く側も拍手をしたり、発表内容が素晴らしかった場合は、「すげ~」「おぉ~いいね!」と声をかけたりしていました。その姿がとても嬉しかったです。

 

1年生言語文化 

1年生の国語は2つの科目に分かれています。

評論を勉強する「現代の国語」、幅広いジャンルの文学を勉強する「言語文化」の2つです。

今日は「言語文化」の授業をのぞくと、漢文のプリントにひとりひとりが集中して取り組んでいました。

何よりも素晴らしかったのが、まず自分で考えて解こうとしている姿です。

授業のプリントにヒントがあるので、解けない問題にぶつかったら授業のプリントからヒントを得て問題に向き合います。

授業のプリントを見てヒントを自分で探すことは、少し手間がかかります。正直「えーめんどくさい!」と言っている生徒もいました。

そんなことを言いながらも一生懸命取り組むのが不破高生です。

ヒントを自分で探して自分で問題が解けたことは、1つの成功体験です。

成功体験の積み重ねは自信にも繋がるので、国語の授業では自分で解いてみるという行動を大切にしています。

ひとりひとりが真面目に取り組んでいるので、「漢文の勉強が嫌だ!」という生徒も、

「ちょっとやってみようかな」という気持ちになって取り組み始めるので、そこがまた素敵なポイントです。

不破高生はとても素直で優しいです。

どんなに一生懸命授業プリントを見てもヒントが見つからないことがあります。

そんなとき「わからーん!」と素直に言うと、「どれどれ?」と近寄って一緒に問題を解き始めるので、そんな優しい積み重ねがテストの結果にも表れていました。

授業で全然できなかったのに、テストのときにはその部分ができていました。

本人の努力ももちろん素晴らしいですが、みんなで一緒に勉強して高め合うという連帯感が目に見えるのがいいですね。

 

1年生物理基礎

「物理はとても難しい…授業も嫌になっちゃう…。」不破高校教員A(文系の教員)はそんなイメージを持っていましたが、

1年生の物理基礎の授業を見学し、イメージが変わりました。

・生徒の目がなんだかキラキラしている。

・教員がタブレットのアプリ、Metamojiに文字を記入すると、自分たちが持っているプリントにすぐさま記入をする。

(誰も寝ないで授業に参加している)

・教員が「弾性」の説明をするときに、自分の皮膚を引っ張ると同じようにやってみる。

生徒が教科担任の言葉に敏感に反応して、物理の単語のイメージを自分なりに落とし込もうとしていました。

例えば「弾性」であれば、某少年漫画の「ゴムゴムの~○○」であるとか。

そのイメージが他の生徒にも分かりやすいイメージだとしたら、どんどん共有して理解の輪を広げていくことができます。

「不破高校の物理基礎の授業はとても楽しい!」生徒の反応を見て、生徒がそう思っているだろうなということが伝わってきました。

教員の力だけでなく、生徒から発されるイメージが授業の質をより高めているのではないか、そんなことを思った瞬間でした。

【接触力についての説明】                                                              【弾性力についての説明】

 

 

 

2年生FST【サンビレッジ講話】

2年生は視聴覚室に集合し、サンビレッジ医療福祉専門学校の先生を講師にお招きし、知覚推理についてお話を聞きました。

今日が2回目の講話です。

お話の中で、絵を何枚か見せてもらい、その絵に足りないものを近くの生徒と話し合いながら推理しました。

「さて、問題です。この馬の絵に欠けているものがあります。それはなんですか?」先生が尋ねると、生徒が手を挙げて自分の推理した事柄をみんなに話しました。

「蹄の形が他と違うのではないか。」と推理した生徒が発表をしています。実際の答えは…?

「この馬には鞍(人が馬の上に乗るために必要な椅子の役割をするもの)がついています。

ということは、この馬は人が乗るための馬です。

だから、人が鞍に座るために必要な鐙(騎乗者が足を置く場所)が足りないですね!」

と先生が説明されると、「うわーほんとや!」「やっぱりね!」などという声が各所から聞こえてきました。

一つの物事にしっかりと向き合って、一歩立ち止まって考えることがとても大切だということが今回の講話から学べたと思います。

また、人の前に立って、自分の考えを発表するというのはとても緊張することですが、臆せず発表できた姿がとても素敵でした。