[コロナウイルス感染症予防対策をとった上で活動しています]
課研:テーマ設定~卒業生メンターの助言~
2月1日(火),15日(火),22日(火)
卒業生メンターによる助言指導をオンラインで行いました。
卒業生追跡調査で連携可能と回答のあった方々の中から分野ごとに5名の卒業生に依頼し、研究室ごとにつなぎました。
その分野を希望している生徒が現在の研究計画について話し、答えを教えてもらうのではなく、研究の道筋を自分たちで見つけられるような問いかけをしていただきました。
SSL・課研:サイエンス・ダイアログ 見学
2月9日(水)
来日して日本の大学や研究機関で活躍されている若手外国人研究者3名によるオンライン講演会を実施し、母国や専門の研究について語っていただきました。2年生を主対象とする事業ですが、来年度の参考のために1年生も聴講しました。
前半は3分野(2年生3教室,1年生3教室)に分かれてオールイングリッシュでの講義を受けました。後半は2年生の25の研究班が研究者やALTの方々に向けて英語でプレゼンテーションを行う様子を、教室でオンライン視聴するグループと実際にプレゼンが行われている教室を廊下から見学するグループと順番に交代しながら聴講しました。次年度に向けて、目指す姿を認識することができ、有意義な時間となりました。
◆生徒の感想◆
・研究者の方の講義は、アブストラクトの予習のおかげで、ほぼ言っていることがわかり、楽しんで講義を聴くことができた。
・英語のプレゼンテーションを来年やると思うと、楽しみな部分もあるし、今からもっと英語を頑張ろうと思った。
・先輩方はスライドと上手く対応させながらすらすらと英語を話していてとてもすごいと思った。
課研:テーマ設定トライアル
1月25日(火)後半
発表会の終了後はテーマ設定トライアル用紙を基に、各分野の研究室を訪問し、先生と面談をしました。
その研究を進めるために、あと何が必要か、対話の中で多くの気づきを得ました。
課研:冬季休業課題発表会
1月25日(火)前半
冬季休業中の課題であった、テーマ設定トライアルの発表会を行いました。
例年は数人のグループでお互いに発表し合って相互評価を行いますが、今回は感染症対策のため、レポート用紙を交換して読み、コメント用紙に疑問等のコメントを書き込んで渡すという手法で実施しました。
コメント用紙に記載があるコメントの例を参考にしながら、5つの観点について書き込んでいきました。
SSL:統計学講座
1月18日(火),25日(火)
本校の教諭(生物科)による統計学についての講義を行いました。1回目は統計学の情報収集に関する内容を行い、卒業生の行った課題研究のテーマを参考にし、実験を行う上での注意点や実験方法の組み立て方を学びました。2回目は、1回目に生徒が立てた実験方法から得られた結果の読み取り方、考察の仕方、次の実験の組み立て方について学びました。
探究活動における調査力・読解力・表現力について理解し、教科で学んだことを活かし知識を応用することを身に付けました。
SSL:卒業生追跡調査の紹介
1月11日(火)
本校理数科の卒業生に向けて行っているSSH事業に関するアンケートの回答を授業で紹介しました。
現在届いているアンケートの回答から「どんな進路選択をして就職したのか」「卒業後に役立っていること」「在校生へのアドバイス」など、大学・大学院・企業等で活躍する卒業生の生の声を届けました。
課研:論文検索活用講座
1月11日(火)
本校の理科教諭による論文検索活用講座が行われました。昨年度の生徒の感想を踏まえて、今年度は1年生のテーマ設定の段階で実施しました。
テーマを設定する上で先行研究を調べることの重要性を学び、先行研究の論文検索・閲覧の方法を身に付けました。
講義後半には実際にタブレットやスマートフォンを使用して、現時点で興味がある事柄についての先行研究を検索しワークシートを埋めていきました。
課研:テーマ設定①②~問題発見能力の育成~
12月7日(火),14日(火)
これまでに探究基礎講座(物理・化学・生物・数学)を経験し、3年生理数科の課題研究発表会(7月)と2年生理数科の課題研究発表会(11月)の見学を終え、いよいよ自身の課題研究のテーマ設定に入りました。
「自分の興味関心を思考する」を目的に、「好きなこと」「困っていること(とことん調べてみたいこと)」をワークシートに5つ書き出していきました。
課研:課題研究発表会 兼 SSH・FSH岐阜県合同課題研究発表会
11月16日(火)
1年生理数科の生徒が、2年生理数科の生徒が企画・運営する課題研究発表会を見学しました。
第1部は2時間で最大4班の口頭発表を見学し、第2部はオンラインによる合同発表会を見学しました。
1年後の目指す姿を認識するとともに、必要な力を身に付けていこうとする向上心を持つきっかけとなりました。
◆感想◆
「第1部」
・評価票を書く時間がしっかりとあり、移動の時間にも余裕があって良かった。
・先輩が発表する姿を見て、自分のテーマ設定の参考になったし、来年の運営の参考にしたいと思った。
・楽しく発表を聞くことができ、来年あれだけのパフォーマンスができるように頑張っていきたいと思った。
・評価表に、「質問は後日文書でお答えします」と書いてあるので質問出来なかった事も安心して質問出来て良いと思った。
「第2部」
・他校の発表を聞けてとても貴重な時間だった。仮説や実験方法が工夫されていて、凄いと思った。
・成功や発見はとても難しいと思うが、自分たちも課題研究をやると考えると楽しみだ。
・来年は発表する側で不安もあるが、他校の発表はまた聞いてみたい。
課研:科内発表会 見学
10月26日(火)
2年生理数科の生徒がこれまでの探究活動の成果を発表する科内発表会を見学しました。数学・物理・地学分野、化学分野、生物分野の中で希望する分野の発表を見学し、質疑応答の際には1年生からも質問が出ました。今回発表を見学したことによって、探究活動を進める上で大切にすべきことを感じ取ることができ、今後目指す姿をイメージすることができました。
◆生徒の感想◆
・調べる対象が多くとても大変なことだと思うが、それを楽しんで研究していることが伝わってきて、自分も一緒に調べたくなるような発表だった。
・これまでの膨大な研究内容を6分にまとめているのがすごいと思った。
・学校で習ったことをたくさん活かして研究をしていたので理解しやすかった。
・とても身近な内容で、今後は実験の結果を日常に取り入れていきたいと思った。
課研:数学発見①
10月19日(火)
本校数学科の教諭による探究基礎講座「数学発見」が始まりました。
数学のミニ課題研究に取り組み、数学の良さや面白さを再発見し、発表を通して筋道立てた分かりやすい説明の方法や適切な情報の見せ方などを学ぶことを目的としています。この講座を通して数学における課題研究の手法を学びます。
例年はグループごとに取り組むテーマを決定しポスター発表までの手法を学ぶグループ研究を行っていますが、今年度は感染対策のため個人研究にし、自由研究発表会のようにレポート発表の形式で行います。
初回のこの日は全体で説明し、7テーマのうちどのテーマで探究活動を進めていくかテーマ選択を行いました。
テーマが決まった後は同じテーマを選んだ生徒でまとまり、まずは問題を解くことから始めました。
課研:自由研究発表会
10月5日(火)
夏季休業中に身近な自然現象や科学技術に対する疑問を見つけ、テーマ化した疑問について仮説を立て、これを検証する実験を行いレポートにまとめました。
数人でグループになり、順に研究発表と質疑応答の時間を設け、相互評価をしました。
理数科80名を4部屋(4組教室、5組教室、物理室、生物室)に分けて、間隔をあけて換気を十分にして行いました。
SSR:サマーサイエンスセミナー
7月29日(木)
例年福井県にて2泊3日の宿泊研修を行っていますが、コロナウイルス感染症拡大防止のため、代替行事として日帰り研修を実施しました。
公益財団法人日本モンキーセンターの協力を得て、講義と実習、見学をさせていただきました。
実習では骨パズルに取り組んだり、霊長類の体のつくりと動きについて学んだりしました。
霊長類の観察を通して生物の多様性や共通性を学び、進化に関する理解を深めることができたと同時に、キュレーター・獣医師・飼育技術者など高い専門性を持つスタッフの方々がいらっしゃる施設で研修することで進路を考える機会にもなりました。
課研:リサーチⅢ発表会 見学
7月8日(木)
理数科1年生の生徒が理数科3年生の発表会を見学しました。3年生の数学・物理・化学・生物の4分野25班が5会場に分かれて3年間の研究の成果を発表しました。
1年生と3年生の交流の時間も持たれ、3年生からこれまでの経験を踏まえて課題研究を行う上での考え方や取り組み方、実験のコツなどアドバイスをもらいました。
1年生はこの発表会を見学し、2年後に目指す姿を理解しました。
課研:探究基礎講座Ⅱ~生物~
6月22日(火),29日(火),7月13日(火)
生物の探究基礎講座Ⅱでは、「ケヤキの葉の面積の計測とグラフ作成②」の実験を行いました。
Ⅰでスキャンした葉のデータを画像解析ソフトを使用して葉面積を計測したり、計測したデータをエクセルを使用してグループ内で共同編集したりすることで、ICT機器を駆使した探究方法を身に付けました。
課研:探究基礎講座Ⅱ~化学~
6月22日(火),29日(火),7月13日(火)
化学の探究基礎講座Ⅱでは、「化学反応の量的関係」の実験を行いました。
化学変化における反応物と生成物の量的関係を調べ、それらの物質量の比から化学反応式の係数や化学反応の過不足量について学びます。
探究基礎講座Ⅰ・Ⅱを通して、「定性分析」と「定量分析」の基本的な実験手法を身に付けます。
課研:探究基礎講座Ⅱ~物理~
6月22日(火),29日(火),7月13日(火)
物理の探究基礎講座Ⅱでは、「振り子の周期 その2」の実験を行いました。その1で行った実験レポートを、ディベート学習で学んだアタックの観点を用いて見返し、実験精度を高めて再実験する手法を学びました。
変える条件と変えない条件を制御しながら実験を行い、実験の結果を適切に処理し、考察につなげます。
実験で得られたデータの数学的な法則性や相関性を見つけるために表やグラフを作成することも身に付けました。
SSL:模擬ディベート見学
6月15日(火)
理数科2年生9名を講師に迎えて模擬ディベートを実施しました。
2年生9名が弁士とジャッジに分かれ「すべての住宅に太陽光発電を設置するべきである」という論題でディベートを行いました。1年生は自分ならどう考えるかあらかじめ自分の意見をもってのぞみ、フローシートを記入しながら参観しました。
これから学んでいくディベートの流れを目の当たりにし、見学後の質疑応答の際には1年生から活発に質問が出て、2年生は自分が学んできた経験を踏まえて丁寧に答えていました。
授業の終わりには先輩からの助言ということで、9名がそれぞれの視点から、弱点を克服する方法や考え方のコツなどディベート学習に取り組む上でのアドバイスを熱く語ってくれました。
課研:探究基礎講座Ⅰ~生物~
5月18日(火),25日(火),6月8日(火)
生物の探究基礎講座Ⅰでは、「ケヤキの葉の面積の計測とグラフ作成①」の実験を行います。
生物ではⅠ・Ⅱを通して、研究手法と計画から考察までの流れを体験すること、データの管理や共有の方法を学ぶことを目的としています。
Ⅰでは葉をスキャンし、データの保存と管理の仕方を身に付けます。
課研:探究基礎講座Ⅰ~化学~
5月18日(火),25日(火),6月8日(火)
化学の探究基礎講座Ⅰでは「銅元素の保存」の実験を行います。
この実験を行うことで、白衣・保護メガネの着用、溶液の取り方・量り方、液体の加熱法、ろ過の仕方など、実験の基本操作を学びます。
課研:探究基礎講座Ⅰ~物理~
5月18日(火),25日(火),6月8日(火)
理数科1年生80名を3つに分け、物理・化学・生物の各分野において実験を1週ごとに行い、機器の扱い方やレポートの書き方を学ぶ「探究基礎講座」が始まりました。今後課題研究を行う上で大切なことを、基礎的な実験によって身に付けていきます。
物理ではⅠ・Ⅱを通して、振り子で生じる現象の説明を実験を通して確認し説明することによって探究活動の方法とまとめ方を学びます。
Ⅰでは現象を観察し、レポート用紙に実験をまとめ、テーマ:Title、目的:Purpose、仮説:Hypothesis、実験方法・使用器具:Experimental Design、結果:Results、考察・結論:Conclusion、活動の振り返り:Future Directionsの項目立てをし、評価ルーブリックによって一項目ごとに評価に加点をする手法を身に付けます。
SSR:SSH開講式記念講演会
5月11日(火)
光通信の研究分野で第一人者である末松安晴先生(東京工業大学栄誉教授、本校同窓生)による講演会をオンラインで開催しました。
「インターネットの誕生と展開」と題して、科学技術について歴史と関連付けながら熱く語ってくださり、後輩へのメッセージとして多くのエールをいただきました。
◆生徒の感想◆
・自分たちが働くようになった時には今より発展していることを思うと、そういった開発や発達に携わっていくことが大切なのではないかと考えた。
・技術の大幅な進歩を感じ、これまで携わってこられた多くの開発者の方々に感謝しなければならないと思った。
・インターネットができるまでに様々な方の努力があるということを知らずに、入力しただけですぐに答えが分かる世界を当り前に思っていた自分が恥ずかしいと思ったと共に、開発に携わった方々に申し訳なくなった。
・通信が発達した理由に戦争に関わっていたのは少し残念だったが、そう考えると今コロナというマイナスな状況になっているということは発展のきっかけにもなると思った。
・専門的な視点からの話を聞いたことで、今まで関心のなかったことや気づかなかったものに気づき、科学に関する興味が増した。これからのSSHで様々なことを調べたいと思ったし、科学は無限大だと思った。
課研:科学史
4月27日(火)
本校教諭による「科学史」の講義を行いました。ダヴィンチ、アルキメデス等、先駆者にまつわるエピソードを通して、近代科学の誕生と科学の社会的役割について学びます。3年間のSSH活動の中で、課題研究にどのような心構えで臨むのかを考える機会となりました。
SSL:ディベート
4月27日(火)
1年次では論理的に「議論する」ことを身に付けていき、2年次でその手法を論理的に「書く」ことにつなげていきます。
ディベート学習初回のこの日は、ピンポンディベートを体験してイメージを深め、その中で三角ロジックを意識的に用いるとともに、考えをディベートの形におこしていく一連の流れを学びました。
SSL:論理的思考Ⅰ
4月20日(火)
本校英語科の教諭による講義「論理的思考Ⅰ」(オールイングリッシュ)を行ないました。
三角ロジックを用いて自分の意見を論理的に相手に伝える手法とその重要性について学び、次週から始まるディベート学習への導入となりました。
SSL:PC室オリエンテーション
課研:SSHガイダンス
4月13日(火)
1年生にとって初めてとなるSSHの授業はPC室オリエンテーションです。「SSL」の科目は「社会と情報」の代替となるため、PC室の使い方や情報リテラシーについて学び、操作に慣れるためエクセルを利用したアンケートに答えました。
PC室オリエンテーションの次の時間はSSHガイダンスを行ないました。これまでの恵那高校のSSHについて知り、先輩のSSHの活動の様子からこれから3年間で自分たちが目指す姿について確認しました。