多治見工業高等学校 同窓会
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卒業生の活躍
恩師は今
恩師は今
2P目タイトル 水野先生写真 インタビューは平成13年11月6日(火)に多治見北高校、小会議室にてインタビューをしました。

クラス担任はどれくらいして来られたのですか?
僕は自慢じゃないが、今までクラス担任を2回しかやったことがない。その2回のなかで、例えばこんなことがあった。クラスにいくと背の高い生徒がいたから何部だと聞くと卓球部だというので、卓球で俺と勝負して、もし、おまえが負けたらバレー部に入れ。ということで、彼は負けるつもりはなかったから勝負をしたら僕が勝ってしまったんだよ。それで、バレー部に入部することになり現在は高校でバレーを教えてる。
 それにこんなこともした。生徒は恐怖の席替えと呼んでいたが、テストが終わった後のホームルームで1番から40番まで、成績順に席を決めていったんだよ。今では考えられないけどね。それ以外のホームルームはすべて私の演説で終わったよ。
選手をやる気にさせる方法は・・・
念願の初優勝
念願の初優勝
若いころは超一流の指導者を見たが、やっぱり違った練習とか変わった練習とかじゃなくて、そこに魅力ある指導者がいた。最終的に自分をいかに磨いて子供たちに魅力ある人間に見せるかというのが大切なことだ。いろんな角度から見ても魅力的な人間が私の最大の目標である。私のようなずぶの素人は技術的に指導しても必ず負けるんですよ。そうすると結局最後は自分自身の人間力を選手に伝えることが、そして、どれだけ子供たちに伝わったかを私は”輝き”と呼んでいる。
いかに自分の人間性を子供たちに伝えるか、そしてそれがどんな"輝き”となって反射してくるのか。そうすると、選手は自然とやる気になってくる。
私自身運動部の顧問をしていて感じることがあるのですが、1年間かけて指導して作り上げたものが、3年生の卒業でまた、初めから作り始めなければならない。つらいと感じたことはないですか。
かつて富士フイルムの5連覇を井原さんにこう言った、「いい選手がきたら10年使える。私は2年半しか使えない。うらやましい」そしたら、彼曰く「何を言っている。私は高校の先生がうらやましい。だめな選手は3年間で必ずいなくなる」<笑い>
 選手が変わるという限定された期間がある。それが高校指導者の持続性になっていると思う。すぐに消えてなくなる。だから、いいチームを造ったりいい選手を作っても持続性はないんですよ。
昭和52年最強メンバー
昭和52年最強メンバー

だから、私の場合は消えてく虚しさ。だからこそ自分自身の中に永遠に消えないものとして残したいからがんばってゆける。私が写真をとるのも、花などを撮って消えてく虚しさを写真として残してゆきたいと思っている。