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卒業生の活躍
恩師は今
卒業生の活躍
ちょうど今アフガニスタンでテロの報復戦争がやってますが、テレビに映る映像は昔と違うのですか。
photo1 全然違います。あの当時は非常に安定した時期でとても開放的なところでした。しかし、今は逆になって封建的な状態になってしまいました。
この写真集はアジアの子供たちとなっていますが、なぜ、アジアなのですか。また、なぜ、子供たちなのですか。
別に場所としてはヨーロッパやアフリカなどもいきましたので写真はいっぱいありますが、アジアの中でも記録として残したいと思ったし、貧しいという部分で非常に写真になると思いました。
 旅をしていて、言葉かはなせないので子供に話を聞くんですよ。子供は嘘はつかないしやさしいし旅をしていくと自然と子供の写真が増えていきまして。それに、この年になりますとやはり子供がかわいいなと思いまして。
photo2
記録をみると毎年のように旅行に行ってますが、会社の方は大丈夫だったんですか?
高度成長期の時期に商品開発に配属されて、あちこちの会社にCADや旋盤などの研修にしょっちゅういってましたし、社長には海外の刃物の研究や商品を持ってくるといったことで、社長にはいきたければ行って来いといわれまして、非常に運がよかったですね。
最後にこれらのたびを通して、感じたことはありますか。
伊藤さん 今日のアジアは、文化生活や工業化の発展をみると、激動の時代に入ったようだ。

貧富の差は拡大し、環境問題は悪化している。しかし子供たちに目を向けると教育に力を入れている国が多く、学校へいけない子供たちも必死に生きているから喜ばしい。もう地球規模から考えないと、環境問題、資源問題、民族問題、宗教問題は解決していけないだろう。大人たちの争いは、もうその先を考えて子供たちの教育に力を入れての、和平の道を開く時代に入ったようだ。

 アジアを旅してみて特に感じたことは、1ごみの増大 2水の汚染 3森林帯の減少 4砂漠地帯の拡大である。日本では、まだゴミと水質汚染の問題だけだろうがすべてが影響してくることである。コンピューター化の時代で見ると地球は小さくなったように見えるが、人口増大と環境汚染から見ると、地球は大きくなったように見える。日本の若い人たちにも、もっとアジアに目を向けてもらいたいものである。(アジアに生きる子供たちのあとがきより)

インタビューを行った日は平成13年10月27日(土)の午前中でした。この日は天候もよく晴れて気持ちの良い日でした。伊藤さんは一人暮らしということでしたが、きちんと整理された書斎にてインタビューをさせて頂きました。
 頭部左に手術の痕があり痛々しくもありましたが、脳腫瘍をわずらったとは思えないほどしっかりしていて、インタビューの質問にも答えていだだけました。
 今回のインタビューでは、写真集のこと以外にも旅行中のいろいろな出来事や、会社のことや登山のことなど多岐にわたり話をしていただけました。あっという間に予定していた1時間30分を過ぎてしましました。私自身多少の登山の心得がありますので、とても楽しく話を伺うことが出来ました。 まだ、今後も写真集を出版したり、旅にも行きたいと意欲的な伊藤さんを見てほんとうにすごい人だなと思いました。
 本当に素敵な写真集ですので、もし興味を持たれて購入したいと思われたなら、インターネットのブックサービス(下記や近や近くの書店で注文していただければ購入することが出来ます。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877970045/qid=1004921885/sr=1-2/ref=sr_1_0_2/249-8490338-3201100

 今回のインタビューに際して伊藤さんにはお忙しい中わざわざ時間を割いていただき、この場を借りて御礼をしたいと思います。本当にありがとうございました。今後も、写真集に、旅にがんばってください。


編集/河合英光