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本校に実際に足をお運びいただいて赤レンガの正門を入っていただきますと、正面の大きな松の木が迎えてくれます。松の木の右手には、「青春の原点」としてラグビーボールをかたどったモニュメントが、左手には、「母校は若き日の心の故郷である」と刻まれた記念碑があります。広々とした敷地をそのまま進んでいただきますと、美しい木々や庭石が目に入り、自然と心が落ち着きます。突き当りの正面には本館校舎。どこかの大学のキャンパスを思わせるような、モダンで立派な時計台が、今日も生徒たちの青春の時間を刻み続けています。
このように、広々と緑豊かな本校は、大正9年創立の旧制本巣中学校と、大正10年創立の旧制本巣高等女学校を前身として、昭和23年にはそれぞれ、新制本巣高等学校と新制本巣女子高等学校となり、直後には両校が本巣高等学校に統合、平成16年には岐陽高等学校との統合によって本巣松陽高等学校と改称するなど、幾度もの変遷を経ながら、令和2年に創立百周年を迎えました。
百年を超える長い歴史の中で、本校は様々な進化を遂げつつ多くの有為な人材を輩出してきました。約4万人の卒業生は、岐阜県のみならず、全国そして世界で幅広く活躍しています。校訓「質実剛健」「克己邁進」の精神は時代を超えて、先輩から後輩へと受け継がれ、今は進学型単位制普通科の高校として、幅広い進学希望に応じて挑戦できる教育課程を編成し、「探究的な学び」を計画的に推進しています。「先生も友達も優しくて親切、温かい学校」、「勉強に熱心なイメージはありつつ、自由な部分もあって楽しい」といった、生徒たちによる本校の「推しポイント」は、「解決したい社会課題」に目を向ける生徒たちの学びを丁寧に支援する本校の日々の取組の成果であるととらえています。
学校は、「子どもたちが夢を見つけ、夢を育み、夢を叶えようとする場所」であり、それはふるさとの希望でもあるはずです。「素直で、優しくて、よく頑張る」と評価の高い本校の生徒たちだからこそ、もっともっと前へ前へと踏み出せるように、挑戦を呼び掛けていきたい。「子どもたちが思い切って挑戦できる学校、挑戦することを楽しめる学校」でありたいと願っております。
今年度も職員一同、一人一人の生徒の成長をしっかりと見守り、本校の教育のますますの充実と発展に向けて一歩一歩着実な歩みを進めてまいりますので、皆様のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
令和6年4月
岐阜県立本巣松陽高等学校
校長 鵜飼 陽一郎