前期中間考査が終わりました。3年生の生徒は7月に模擬があり、気を抜くことができません。また、7月24日から夏季休暇に入ります。まずは今の自分の学習習慣について見直そうということで普通科通信(3年生向け)を発行しました。学習は量と質が求められますが、まずはある程度の量を確保することが大切です。一日一日を大切に学習に取り組んでください。
普通科通信「Study Hard!(自分への挑戦)」第1号
令和5年6月16日
受験生の時間術
試験本番までの日数「6月に入った時点では共通テストまであと230日弱」は、すべての受験生に平等だ。しかし、日数は平等でも使える時間はやり方次第で多くもなり少なくもなる。この分かれ目となるのが「量的時間の確保」と「時間密度の向上」の2点だ。
まずひとつめの量的時間の確保だが、いうまでもなく無駄な時間を放置せずに勉強に使える時間を見出せている人は、より多くの時間を確保できる。1日の中で無駄な時間、ちょっとした隙間時間はたいしてないと感じるかもしれないが、年間総量で考えるとここに大きな差が出てくる。そこでまずやってもらいたいのが、平日・休日それぞれの1日の時間の使い方の詳細について全記録を取ることだ。何時に起床して何時から食事をして・・・というのはもちろん、例えば朝、起床して机に向かい学習するまでの時間や問題を解いているときにスマホを操作した時間など、とにかく行動のすべてを記録に取る。こうすることによって、明らかに無駄にしている手つかずの時間が結構あることに気つくはずだ。これらの時間は何に使えるのか。この検討は先延ばしにせずに、今この時期に着手しよう。
さて、こうして使える時間を見つけ出したとしても、無限の時間を確保できるわけではない。やはり1日これ以上はできないという時間的限界はある。そこで大切になってくるのが、単位時間あたりの勉強量を増やし、時間密度を上げる考え方だ。カギとなるのは問題をこなすスピードだ。スピードが速い人は当然、単位時間あたりの勉強量は多くなるが、スピードが遅い人はどうすればいいか。たとえば数学を解くスピードが遅いのなら、5分考えて解き方が分からなければ解答を読んで解法を覚えるなど・・・。
夏場まで部活動があるために学習時間の確保が難しい人もいると思うが、今挙げた二つのポイントを参考にしてほしい。スポーツもまずやり方を学ばなければ上達しないのと同じで、勉強もやり方を知ることから始まる。受験勉強のやり方やテクニックについて何も知らなければ、時間は無駄に過ぎていく。
<まとめ>
学習時間の目安について
- 平日:4時間以上(難関大希望者は6時間以上)
- 休日:8時間以上(難関大学希望者は10時間以上)
学習時間を増やすために
- 隙間時間の活用!
- 学校で学習する習慣を!
朝:7時30分~8時15分(45分)
放課後:16時~18時(2時間)
学校での学習時間の合計:約3時間+家庭学習(1時間~3時間)
夏休みには学習室を開放します!学校で学習し学力を伸ばそう!