御挨拶

明治6年(1873年)に本校の前身である仮中学が創立されてから、今年で152年目を迎えました。この間、本校を卒業された方は48,000名を超え、さまざまな分野において本県はもとより広く国内外で目覚ましい活躍をされています。

開校以来、「百折不撓 自彊不息」の校訓のもと、自らの夢の実現に向けて果敢に挑戦し切磋琢磨する生徒たち、その夢の実現へ向けて支援を惜しまない教職員、そして様々な形で支援をいただいている関係者の皆様。こうした皆様のこれまでの積み重ねにより本校の歴史と伝統は築かれてきました。

本校の一番の財産は、こうした伝統を背景とし、ここに集っている生徒たちです。ともに競い、高めあい、そして喜びや悲しみを分かち合う。そんな仲間がいるからこそ、生徒たちはいろいろなことに挑戦し、全力で取り組むことができます。複雑化・困難化が進む現代においては、早く、正確に正解にたどり着く力だけでなく、正解がない課題に真正面から立ち向かい、それを切り拓いていく力とたくましさが求められています。そして、そうした姿勢や力は「挑戦」や「全力での取組」によってこそ育まれるものです。

本校では、生徒たちの世界を広げるとともに、心の導火線に火をつける仕組みを数多く設けています。恵まれた環境の中、さまざまな教育活動に主体的、探究的に取り組むことにより、将来に生きる力を育んでいくとともに、本校が生涯の付き合いとなる友人との出会いの場となることを心より期待しています。

本校は、これからも「岐阜高校へ来て良かった」「岐阜高校で学ばせて良かった」と思える学校づくりを進めてまいります。皆様には、今後とも、本校へのご支援とご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。

 

校長 小野 悟