「オランウータンとともに生きる  ~森の賢人が失われる前に~」(2/19)

2月19日(月)放課後、TNR日本動物福祉病院の獣医師の黒澤拓斗先生をお招きし、「オランウータンとともに生きる~森の賢人が失われる前に~」と題してご講義をいただきました。

黒澤先生は学生時代から、ボルネオ島を始め、インドや中米ベリーズに滞在され、野生生物保護や現地の貧困と向き合い行動されてきました。2022年10月から半年間、インドネシアの東カリマンタン州にある世界最大のオランウータンサンクチュァリ(保護施設)を運営するBOS(Borneo Orangutan Survival Foundation)でボランティア獣医師として、オランウータンの保全とリリース(自然復帰)に取り組まれた経験をきっかけに、現在は野生生物保護のためのNPO法人の設立を目指しておられます。

霊長類の多くが絶滅の危機に瀕し、その主な原因が生息地の減少と密猟であること、密猟の目的はブッシュミートと違法ペットであること、日本にも過去に違法ペットとしてオランウータンが密輸されたことがあったことなどを教えていただきました。また、アブラヤシプランテーションで行き場を失ったオランウータンやゾウが保護されていることをお聞きし、我々の生活に欠かせないパームオイル産地の現状を改めて知ることができました。

この講座は、3月に予定しているマレーシア・ボルネオ研修の参加者に対する事前学習会も兼ねて行いました。