夜の来客者

夕暮れ、日が沈んだあと・・・。静けさに包まれた本校の正門を出たその時、ふと視線を向けると、何頭もの鹿たちが草を食んでいる姿がありました。

本校は南宮山のふもと、豊かな自然に囲まれた場所にあります。

夜になると、鹿やサルなど、さまざまな野生動物が姿を見せるます。

人の気配が薄れる夜間、彼らは山から下りてきて校舎周辺にそっと足を運びます。

自然科学部では現在、垂井町から南宮山にかけて生息する鹿の調査を行っています。

目撃情報や監視カメラ、痕跡の記録、植生への影響などを丁寧に調査し、地域の自然環境を知る大切な手がかりとしています。

私たちの身近にある自然。その中で共に生きる野生動物の存在に、改めて気づかされた夜でした。