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化学技術科

学科の概要
化学には社会を変える力があります。それは、すべては化学の素材でできているからです。物質を原子や分子レベルで解き、化学反応させ、新しい物質をつくることで、衣食住や医薬などのあらゆる面で私たちの生活を豊かにしてくれます。化学技術科で学び、「化学」をもっと身近に感じましょう。
学科の目標
化学技術科では、化学の基礎から応用まで幅広く学びます。さらに、化学反応を制御しながら産業で活用する技術を学習します。また、環境問題やエネルギーの有効利用できる化学技術者の育成を目指し、社会生活のさまざまな場面で貢献できることを目標としています。
学習科目
工業化学
化学技術科の中で最も中心的な科目で、3年間継続して学びます。化学の基礎から応用まで、化学工業に関連付けながら学びます。

化学工学
化学工業における化学プロセス(混合、反応、分離精製などの操作)の原理を学びます。

地球環境化学
化学の視点から地球という環境を眺め、人間活動と環境問題とのかかわりについて学びます。
主な実習
定性分析実習
試料の構成成分を調べたり、試料中にどのような物質が含まれているかを分析します。

定量分析実習
試料の中に含まれる成分の量を求める分析をします。

有機合成化学実習
蒸留の原理を学び、酢酸エチルの合成を行います。

バイオ化学実習
微生物の力により、発酵の原理を学びます。デンプンからブドウ糖をつくります。

機器分析化学実習
原子吸光光度計や分光光度計を用いて試料に含まれる元素の定性と定量を行います。

パソコン実習
平成29年8月に新しいパソコンが導入されました。新しくなったパソコンで文章作成、表計算などの基本的な操作から応用まで学びます。

環境実習
キレート滴定法により水の硬度を調べます。また、河川の水のCODの測定し、活性炭による水の浄化作用について実習します。

物理化学実習
物質の表面張力、密度、粘度、屈折率や化学反応速度について実習します。

課題研究
個人のテーマに沿った研究を行います。
学科主任より

本校がある大垣は、西に伊吹山脈と養老山系、東に木曽川・長良川・揖斐川の三大河川に囲まれた濃尾平野の扇状地にあり、全国でも珍しい自噴水地帯になっています。 このため、「水の都」と呼ばれるほど豊かな湧き水に恵まれ、多くの工場が集まり産業が発展してきました。 大垣は岐阜県内においても有数の化学系の工場が集まっている地域であり、本校化学技術科への期待は高まるばかりです。

一方、人が集まり産業が栄えれば水質汚染など、環境問題も生じます。 本校化学技術科で学び、将来は「大垣」の産業を支え、大垣の恵まれた環境を守ってくれる人になってくれることを期待しています。

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