瑞浪高校演劇部 2007年度春のページ
・・*・・/・・*・・/・・*・・/・・*・・/・・*・・/・・*・・/・・*・・
文化部発表会
たくさんのご来場
ありがとうございました!
・・*・・/・・*・・/・・*・・/・・*・・/・・*・・/・・*・・/・・*・・
去る3月20日(木)春分の日、瑞浪高校文化部発表会が催されました。貴重な休日を使ってお出でいただいた皆様に、感謝申し上げます。
今回は、生徒創作に挑戦しました。欲張って短いものを五本並べるオムニバスにしたため、上演を通すと80分というかつてない長時間の公演となりました。観劇いただいた皆様にはお疲れだったと思います。お付き合いいただき、ありがとうございました。
小品ながら、温かい反応をいただき、多数の感想用紙もお出しくださいました。生徒の創った脚本でこのような成果があったことは、大きな自信となりました。
簡単に、今回の経緯を振り返ってみます。
生徒創作に挑戦
顧問が、10月から可児市の戯曲講座を受講しました。講師は岸田戯曲賞作家である佃典彦氏。そこで習ったことをそのまま生徒に伝え、10分程度のものを各自で書いてみることにしました。やってみると何とかなるもので、5本の作品が集まりました。顧問が若干手を入れた作品もありますが、どれもやってみる値打ちありという判断で、これらを春の上演作品とすることに決定しました。
先輩の指導をいただく
かつて、本校演劇部が高い実力を誇り、県大会の常連で、中部大会3位にまでなった時代の先輩が、現在、名古屋の劇団で、プロの役者として活躍してみえます。その先輩が、「時間が空いたから」とわざわざ放課後に学校まで指導に来てくださいました。具体的な演技指導のみならず、進路を決めた経験についても教えてくださって、大いに参考になりました。
またまた追い込まれる
毎回練習が十分できないままに上演日を迎えている我々。今度こそ、準備万端でと思いながら、やっぱり時間は足りませんでした。時間をきちんと使えない甘さがなかなか克服できないのが、相変わらず課題です。特色化入試、卒業式、学年末考査、一般選抜入試と、次々にやってくる行事を乗り越え乗り越えての練習でした。そして、今回の最大の誤算、それは、演劇というものは、短ければ楽に出来るというものではないという事実にやり始めてから気づいたことでした。オムニバスといえども、五本作るということは、五本分の労力が必要なのが演劇なのでした。
各作品の紹介
第一話 楓美里作 「雨宿り」
雨宿りをして偶然出会った女子高生とOLの物語。素舞台で二人芝居という、最小限に近い作りなのですが、当日は笑いももらって、とてもうれしく思いました。
第二話 馬場初美作 「境(さかい)」
学園ホラー。最初の、女子高生の日常場面と、おしまいの場面とに落差をもたせることが作者の苦心した所です。主人公が机を倒す所は体を張った演技でした。
第三話 揖斐千里作 「EKI enter」
ネットの世界を視覚化した作品です。父親と娘の間にある微妙な感情を描きました。主人公の部員は、これまであまりセリフがなく、この作品が事実上のデビュー作でした。
第四話 楓美里作 「アリス式」
ファンタジー。高校演劇では定番と言える「アリス物」にチャレンジしてみました。衣装を手伝ってもらった(というよりほとんど作ってくださった)K先生、本当に感謝です。
第五話 部員A作 「三日間で一年分のありがとうを」
作者が長いこと温めてきたアイデアをやっと形にして上演することができました。女子高生と猫のラブファンタジー作品です。
感想用紙から
・どの作品もメッセージが伝わってきて良かったと思います。短い劇でも、心を入れるのはすごくエネルギーがいるのだろうと観ながら感じました。
・セットがそんなにあるわけではないのに、本当にそのような背景に見え、演技力に感動しました。
・五話共通のテーマがもっと分かりやすいといいと思いました。演技されている方はよく頑張っていたと思います。
・椅子机の配置の音がものすごく気になりました。トランプの被り物で、裏側の段ボールの文字が見えました。演劇=人前でやる、ということなので、お客さんに対する配慮があると、もっと劇の中に引き込まれたと思います。
・夏の大会では、是非、演劇部の皆さんが書いた台本で大会に出て目指してください。
・入学したら、是非見学に行かせて下さい。よろしくお願いします。
温かい励まし、貴重なご意見、本当に嬉しく読みました。ありがとうございます。
これを力に、ますます精進していきますので、今後とも、瑞浪高校演劇部をよろしくお願いします。
新入生の皆さん、一緒に劇を楽しむ仲間に入りませんか。待っています。
文化部発表会上演脚本はこちら。
瑞浪高校演劇部作 オムニバス作品「CALLING YOU・・・」
第一話 楓美里作 「雨宿り」
第二話 馬場初美作 「境(さかい)」
第三話 揖斐千里作 「EKI enter」
第四話 楓美里作 「アリス式」
第五話 部員A作 「三日間で一年分のありがとうを」
過去のページはこちら。 平成19年度 秋の合同公演
過去の上演脚本はこちらにまとめました。
瑞浪高校演劇部上演脚本集
前川泰信作「マトリョーシカ」
足立智美原案 瑞浪高校演劇部作 「UFO!」
三浦由菜原案 瑞浪高校演劇部作 「ONE」
次回は、2008年7月
25日・26日の岐阜県
高校演劇東濃地区大会で
お会いします。
場所は、瑞浪市総合文化
センターです。
よろしくお願いします。