瑞浪高校演劇部 2007年秋のページ

 

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  秋の合同公演

  たくさんの応援

    心より感謝します!

 

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 去る11月10日(土)、11日(日)に、恵那市文化センターにて行われました、東濃地区高校演劇合同公演に、大勢の皆様がお越しくださいました。部員一同、心から感謝申し上げます。これまで、恵那まで観に来てくださる方は非常に少数でしたので、緞帳が上がって、客席の人数の多さに感激いたしました。

 校内でも、演劇部の存在を認知してくださる方が増え、先生にも生徒にも声をかけてもらえる機会が増えました。認めてもらえるということは本当にうれしいことです。

 今回の上演は、後に述べますように、今までで一番追い詰められた上演となってしまいました。優秀賞をいただけたことはとてもうれしいことでしたが、今後に向けての反省が山積みになった一ヶ月でもありました。振り返ってみます。

 

9月 秋の合同公演「ONE」始動

 本校の文化祭「真澄祭」終了直後から、合同公演の準備開始。追い込まれるのはもうイヤだという反省に基づくものです。2年生が修学旅行へ行くため、1年生主体の劇にせざるを得ないのも、早く始めたかった理由です。

 

恒例 秋の「ごった煮」脚本

 昨年同様、部員の「これがやりたい」をできるだけたくさん実現。基本は、1年生三浦由菜の原案。(昨年度の足立同様、携帯の画面で見せられました。なぜ紙に書かない?)

 「みんなで歌いたい」「ストップモーションとスローモーションを入れたい」「ポーズを決めたい」「『我が生涯に一点の悔いあり』と言って死にたい」「老人をやりたい」「ナマケモノをやりたい」「吹奏楽部に戻った足立の思い出にホッピングを使いたい」などなど、好き勝手な要求を無理矢理ファンタジーにまとめた脚本がとりあえず部員に渡りました。

 

10月 練習ができない!

 いろいろやるため、キャラクターが膨大になりました。9人の部員が全部キャスト。(無謀!)それでも足りずに、ほとんどが兼役。4役やった部員も。

 練習を始めて分かったのは、練習するのがとても困難な脚本だということ。9人もいて、その場面に出るのは2、3人。後の者はそれを見ているだけ。自分のセリフを全く言わずにその日の練習を終わる者も。この効率の悪さが大誤算。せっかく早く始めたにもかかわらず、時間ばかり食ってなかなか全体像がつかめてきませんでした。

 

楽屋落ちだらけ

 今回、夏の大会のホッピングを再登場させた関係で、ほかも思い切り楽屋落ちを入れてしまいました。「これで時間を超えた人もいるのに」という夏の大会を見てくださった方限定の笑いをはじめ、2年生の傍若無人に「でも、修学旅行のお土産もらっちゃったしなあ」だの、「瑞浪」「名古屋」の地名をファンタジーにぶちこむだの、やりたい放題でした。「うりんこ」を使ったネタも、県大会からの帰りの車中の馬鹿話がそのまま使ってありますし、「ニャース」という役名も、本人が普段呼ばれている名前をそのまま使用しました。これだけやったら、もう二度と楽屋落ちはやらなくていいかなと思っています。

 

修学旅行土産充実

 「土産はちんすこう一個ずつだった」というセリフが前々から入っていたことがプレッシャーになったのか、2年生は土産を潤沢に買ってきました。沖縄限定のお菓子の数々に、1年生は感激して群がりました。ただ、せっかく沖縄で買ってきた土産に対して、「あれ、この製造元東京都ですよ!」には、「おいおい」でした。

 留守中、1年生だけでしっかり基礎練もやり、代役も上手に入って、いくつかの場面が完成できたのは、今後につながる収穫でした。

 

11月 大道具ピンチ!

 顧問が計画していた舞台装置は、春にユニバーサルスタジオジャパンで見た「ウイッキド」を真似したもの。ところが、引き割り幕の後ろに隠すはずの吊り物のドラゴンについて、下見の時に会館スタッフの方が、「これ、絶対に壊れます」と断言。大幅な計画縮小をするも、製作に信じられないほどの時間が。

 洗濯機用の段ボールで(ケーズデンキ瑞浪店さん、お世話になりました)6mの板を2枚作り、美術部作成の下絵を元に(Kさん、ありがとう)絵を描き、穴を開けるという作業。上演直前の日曜日が二日ともこれに丸々取られました。さらに、上演前日も、仕上げの作業をやっていたという状態。

 ラストシーンで竜の絵が浮き上がるという計画でしたが、体育館で吊ってみると「なんか計画通りにいきそうにないね」。しかし、会館スタッフの方が上手に吊ってくださった上、中津高校の先生が「後ろからSSあてたら?」とアドバイスをくださって(K先生、感謝します)本番は思った以上に反応がもらえ、かけた労力が報われました。

 

直前リハーサルはいつもの意気消沈

 創作で笑いを求めていくと、練習を重ねれば重ねるほど、自信が失われていきます。「一体、この脚本のどこが面白いと思ったんだろう?」 いつものことです。今回は、体育館フロアのリハでも失敗が相次ぐ上、観に来てくれた子も60分クスリとも笑えず、「今度こそ、大失敗作を作ってしまった…」と、一同肩を落としました。「まあ、1年生のデビューだから、とにかく無事に幕がおりればそれでいいよね」となぐさめあって、前日が終わりました。そんな時に差し入れをくださった先生がみえて(T先生、ありがとうございました)甘いチョコの味で救われました。

 

11月10日(土) 本番はどたばた!

 本番当日は、朝早くに集まり、大道具仕上げ。(K先生、夏に続き軽トラックありがとうございました) しかし、その後の時間の使い方は、普段の甘さが如実に出て、他の高校がしっかりと走り込みから始めているのに比べ、不十分な練習を補おうという意識に欠けました。今後に反省すべき点がこの一ヶ月で痛いほど見えました。

 全員キャストにしたため、照明は顧問。音響は夏の大会に出てくれた美術部の生徒に頼みました。(Kさん、重ねてありがとう) 吊り物の準備の段階で、照明設定のミスが見つかり、顧問はひたすらそれの修正に追われました。本番前には完全にテンパっていて、せっかく設置したビデオのスイッチを入れ忘れました。このHPに写真がないのは、そのためです。この上演で、講評委員からミスが指摘されたのは、顧問の務めた照明のみでした。

 本番は、大勢のお客様のあたたかいご支援により、無事終わりました。夏の大会を下敷きにした楽屋落ちでドッと笑ってもらった時は、本当に多くの方が我々の芝居を記憶に留めてくださっているのが分かって感動しました。はるか大垣から駆けつけてくださった先生(N先生、いつもありがとうございます)、恵那まで足を運んでくれた瑞浪高校の先生、生徒諸君、保護者の皆様、皆々様のおかげで、優秀賞をいただいて終わることができました。1年生にとって大きな自信となる上演となりました。

 

12月4日(火) やっと部室掃除…

 夏の大会以来、荷物をぶちこむだけで、見るもおぞましい状態となっていた部室を、後期中間考査の最終日の放課後に、やっと掃除しました。今後、いろいろとコーディネートして、人間の居場所にしこうと考えています。

 合同公演の反省を元に、生徒だけでなんとかできるようにしようと、演劇基礎知識講座を始めています。一人一人が書いているノートが完成する頃には、新たなる瑞浪高校演劇部が誕生しているはずなのですが…。

 

次回の上演は、3月20日春分の日、瑞浪高校文化部合同発表会です。瑞浪文化センターにて。よろしければ、足をお運びください。

 

秋の合同公演上演脚本はこちら。

 

三浦由菜原案 瑞浪高校演劇部作「ONE」

過去のページはこちら。

 

平成19年度 夏の大会

平成18年度 春の文化部発表会

平成18年度 夏の大会〜秋の合同公演

過去の上演脚本はこちらにまとめました。 

瑞浪高校演劇部上演脚本集

前川泰信 作

 

 

 

 

 

足立智美原案

 瑞浪高校演劇部作

「マトリョーシカ」

「家政婦は見られた!」

「ニッポニア・ニッポン」

「いらっしゃいませ」

「オオオニバス」

 

 

「UFO!」